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今月も購入銘柄の候補を整理しました。

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11月になったので、今月の購入銘柄候補を整理していきたいと思います。

今月注目している株はこちらです。これらの銘柄の中から、2-3つを選んで投資したいと考えています。

  • アルファベット(GOOGL)
  • フェイスブック(FB)
  • バンガード金融ETF(VFH)
  • サウスウエスト航空(LUV)
  • ハイアット・ホテルズ(H)
  • エクソンモービル(XOM)
  • IBM(IBM)

この記事では、このそれぞれの銘柄に注目している理由について書いていきます。既に、毎月書いている内容とあまり大差はないので、知ってる内容は飛ばしながら、気楽に読んでもらえると嬉しいです。

この記事のポイント

  • 最近好調な銘柄を選ぶなら、アルファベット(グーグルの親会社)かフェイスブック。直近の決算が良かったので、比較的短期間で株価上昇が見込める。
  • コロナのワクチン承認とその後の景気回復を期待するなら、銀行、航空、ホテル、石油株。ただし、これらの銘柄が花開くには1年〜2年程度の時間がかかるかも知れない。
  • 個別株で見た場合に、チャンスがあるのはIBM。2021年末までに低成長分野を切り離して別会社にするので、2022年以降にIBMは再び成長路線に戻る可能性が高い。ただし、この投資が報われるのは恐らく2022年以降。

直近の決算で調子が良かったグーグルとフェイスブック


直近の決算で、予想以上に好調だったアルファベット(グーグル)とフェイスブックに注目しています。

この2つの銘柄はどちらもデジタル広告(インターネット広告)で主な収入を得ている企業ですが、最近は業績が急回復しているようです。

私は2020年前半までは「コロナで景気が悪くなったら世の中の企業は広告費を削るから、グーグルとフェイスブックは厳しいだろうな」と考えていました。

4-6月は予想通り、世の中の多くの企業で広告費が削減され、グーグルもフェイスブックも大きく売上が低迷しましたが、コロナが流行している間に消費者は今まで以上にネットに時間を使うようになったので、7-9月はネットでの販売を強化したい企業や、営業再開で実店舗に来てほしい企業がデジタル広告を増やして、広告収入が急回復したようです。

これらの企業は想像以上にコロナからの回復が早かったと評価が見直された企業なので、最近は買われやすくなっている印象があります。比較的短期間でリターンが乗りやすい銘柄だと思います。

グーグルとフェイスブックはコロナからの回復が早いと市場は既に理解したはずなので、アメリカで今後ロックダウン(都市封鎖)が必要になった場合でも、2020年3月ほど株価が下落しないかも知れません。もし株価が下落しても、安くなった時に買いに行って良さそうです。

新型コロナウイルスのワクチン承認と経済回復を期待した銘柄


早ければ11月後半にも、コロナのワクチン承認のための書類が一部の製薬会社からアメリカ政府に提出される見通しです。

ワクチンが承認されれば、コロナ収束と経済回復への道が拓けるので、まだ承認されていない今の段階で、コロナでダメージを受けた企業に投資しておくのも手だと思っています。

コロナでダメージを受けた業界で注目しているのは、銀行、航空、ホテル、石油です。

2020年の銀行は、景気悪化で貸したお金が返ってこなくなることを想定して、既に多額の損失を前もって計上して各社とも利益が急減していますが、景気が回復の見込みが立てば、業界全体の利益は回復するはずです。投資先は銀行株に幅広く投資できるVFH(バンガード金融ETF)への追加投資を検討中です。

その他、航空・ホテル・石油への投資も考えていますが、これらの業界はほとんど赤字企業ばかりなので、銀行への投資よりもハイリスク・ハイリターンになります。資金繰りが厳しい企業に投資しないように、個別株の投資のほうが良さそうです。

それぞれの業界の投資先と、その考慮点をまとめておきます。

コロナでダメージを負った業界への投資

  • 航空業界で、資金繰りが安定しているのは(米航空会社で唯一の投資適格の格付けの)サウスウエスト航空。国内線比率が高いサウスウエスト航空なら業績回復も比較的早いはず。
  • ホテル業界で、資金繰りが安定しているのは(投資適格の格付けを得ている)マリオットとハイアット。ハイアットは飛行機の利用客が多くコロナのダメージが大きい分、回復の幅も大きいはず。
  • 石油業界で、投資適格で格付けが高いのはエクソンモービルとシェブロン。エクソンのほうが低迷が大きい分、回復幅も大きいはず。

これらの銘柄はコロナの収束期待が前提なので、ワクチンが期待はずれだったり、コロナ収束に時間がかかる場合には1-2年低迷する場合もあります。

また、この記事を書いている時点でアメリカはコロナの収束どころか、新規感染者数の記録を連日塗り替えるほど感染拡大が続いている点には注意です。

2022年以降に業績回復が見込めるIBM


2010年代から10年ほど低迷が続いたIBMですが、そろそろ成長路線に戻る見通しが見えてきたように思えます。

詳しくは以下のIBMの決算記事に書きましたが、2021年末までに伸び悩んでいる部門を切り離して別会社にすることが決まっています。

新しいIBMにはクラウドなどの成長分野が残るので、分社後に売上がプラス成長に転換する可能性が高いです。成長路線への回帰を期待して、今のうちから投資するのも面白いアイディアだと思います。

この投資の難点は恐らく、投資でリターンが出るのが2022年以降になることです。

分社化については私も正直あまり詳しくないのですが、一般的には分社化した後に株が上がる場合が多いようなので、一部の投資家には「IBMは2022年の銘柄」と言われているようです。

さいごに


2020年3月のコロナが世界的に流行した時期から余裕資金をだいぶ多めに保有してきましたが、米国株を買い増しを繰り返して、そろそろ手元の現金も少なくなってきました。

「ワクチンの承認が近づくまでに投資を仕込んで、承認後の景気回復の世界で株価が上昇するのを待つ」というスタンスで行きたいと思ってるので、今年の残り2ヶ月でわずかになった資金で何を買うべきか、しっかりと悩んで決めようと思っています。

2021年は、2020年に買った株が伸びてくれるのを見守る我慢の年になると思います。狙い通りに上昇する株も、失敗する株もあるはずです、可能ならS&P500のリターンを超えたいところです。


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