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私が考える2021年まだ投資できるテーマ【2021年3月版】

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2021年1月に書いた以下の記事では、2021年に株価が伸びそうで当時買ってもまだ間に合うと思われる銘柄を紹介しました。

しかし、それから約3ヶ月弱時間が経って、少しだけ様子も変わってきたものがあるので、3月末時点でまだ買っても間に合うと思うものを、この記事に書いていきたいと思います。

2021年まだ投資できるテーマ【3月版】

  • 世界の景気回復で、エネルギー需要の回復が見込める石油株(例:石油業界ETFのVDEエクソンモービルなど)
  • 景気回復で、金利収入が増えることが期待できる銀行株(例:金融業界ETFのVFHウェルズファーゴなど)
  • 国際線の割合が高い航空会社、ワクチンの接種が進んでいない国の航空会社(例:デルタ航空JALなど)
  • その他、割安で放置されている業界の株(例:タバコ銘柄軍需産業のLMTやNOCなど)

1月からの変更点は「(1)新興国の株への投資を削除した事」、「(2)米国内線の割合が大きい航空株やホテル株を削除した事」の2点です。

1月の時点で「2021年はドル安が進んで新興国株に有利になる」と思っていたのですが、予想以上に金利の上昇の影響でドル高が進んでいるので、一時的に対象から外しました。

>>2021年に入ってからの予想外のドル高。新興国株への投資を少し軌道修正。

一方で、国内線をメインにしているアメリカの航空会社や、米ホテル株はワクチン接種が進むにつれて株価の回復がかなり進んだので、こちらも対象から外しています。

世界の景気回復の恩恵を受ける石油株

1点目に上げた石油株は昨年2020年がボロボロだったこともあって、今年は一番利益が伸びやすい業界になると思います。

関連記事:

既に石油株は2020年11月から3月の半年間でかなり株価を回復させましたが、世界のエネルギー需要の本格回復はまだこれからなので上昇余地はあると思っています。

2020年11月から上昇傾向が続くエクソンモービル株

世界中でワクチンの接種が進んでエネルギー需要の回復が一巡したら、株を売って利益を確定させても良いかも知れません。

世界のワクチンの接種はまだ始まったばかりなので、まだしばらくは石油株を保有していて問題ないと思っています。

一部の国でようやく本格化しはじめたワクチン接種

出典:ブルームバーグ

景気回復の恩恵を受ける米銀行株

これから景気が良くなれば、アメリカの銀行は(1)金利収入が増えること、(2)不要になった貸し倒れのための準備金を取り崩して利益として計上できること、の2つが起こって利益が改善すると思っています。

金融業界ETF(VFH)などであらゆる銀行に投資するのも良いですが、個別銘柄なら株価の回復が遅れているウェルズファーゴ(WFC)が狙い目だと思います。

ウェルズファーゴは預金でお金を集めて貸し出すビジネス(商業銀行業務)が主なので、金利収入増加の恩恵を受けやすいと思います。

2020年11月から上昇が続く金融ETFのVFH

ただし、この投資は出口が重要です。アメリカの政策金利が引き上げられたら、その後は景気は冷やされる方向に力が働くので、銀行株の保有を減らす必要があるかも知れません。

コロナでダメージを受けた航空株やホテル株

航空業界とホテル業界はコロナの影響を大きく受けて売上が落ち込んでいますが、コロナを克服すればいよいよ業績回復が見えてきます。

ただ、アメリカでワクチン接種がかなり進んだことで、アメリカ国内の路線を主力にしている航空会社や、米ホテル(マリオットやハイアットなど)の株価は既にかなり回復しています。

以下はアメリカ国内線が主力ビジネスのサウスウエスト航空の株価ですが、コロナ前の株価を超えていて、これから買うには高いと思われます。

既にコロナ前の株価を超えたサウスウエスト航空

これからはまだワクチン接種が本格化していない国の航空会社の株(例:日本航空JALなど)に投資するか、もしくはアメリカ航空会社でも国際線の比率が高い銘柄(例:デルタ航空など)に絞って、投資したほうが良いと思われます。

さいごに


この記事では、2021年3月時点でまだ投資できるテーマとして、石油・銀行・一部の航空株をあげていきました。

また、特に上昇するきっかけになるような出来事はありませんが、いま割安なタバコ銘柄や軍需産業は長期的に投資できるテーマだと思います。

一方で、今から投資するには早いのですが、アメリカの景気回復がピークをつけて勢いが陰りが見え始めたら、以下のものも投資対象になりえると思います。

まだ投資するには早いが、次第にチャンスが訪れると考えているもの

  • アメリカの景気回復と金利上昇の勢いがピークを過ぎたら、それ以降はドル安になりやすと予想して、ドル安の恩恵受ける新興国株(VWOなど)に投資する。
  • アメリカの景気回復とインフレ率上昇が一時的なものに終わるなら、景気減速期でも強い、割安な製薬会社株(BMYなど)や通信株(VZなど)に投資する。
  • 金利上昇の悪影響で大型ハイテク株(GAFAMなど)が安くなるなら、長期目的で投資する。

投資できるタイミングになったと思ったら、記事を更新したいと思います。


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