【投資考察】長期投資に向いている投資対象とは何か。

  • yuta 
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株が長期投資に向く理由

株を長期投資をする人が増えていると聞きます。かくいう私も、一度買った株はほとんど売らないか、4-5年保有してから売ったりしているので、スタンスとしては中〜長期投資に分類されます。

株がなぜ長期投資に向いているかと言うと、株の価値は毎年大きくなる企業の利益に根ざしているからです。

企業の目的は、永続的に利益を大きくしてくことです(労働者目線では楽な仕事をして毎月安定した給料をもらうことですが)。なので、短期的な変動はあるものの、長期的に見ると株価は拡大する利益につられて時間と共に右肩上がりになるはずなのです。これが株が長期投資に向いている理由です。

なお、1社だと途中で倒産することもありますが、分散投資をして数多くの会社の株を持てば、1社の業績だけでなく、アメリカ経済全体に投資することになります。アメリカ経済は2100年の推計を見ても拡大する試算があるくらいなので、アメリカ株の分散投資は、将来的にアメリカ経済が今よりもますます大きな価値を生むようになること想定して、投資していることになります。

ここまでの話をまとめると、自ら価値が大きくなる仕組みをもつもの(企業・経済)への投資は、長期投資に向いていると言えます。

そのような投資を行った場合には、資産額が年々右肩上がりのグラフ描くようになるはずです。

さて、それでは問題です

さて、グラフの話になったので、ここで1つ価格の問題を出したいと思います。次のグラフは、ある価格を表しているグラフなのですが、何のグラフか解りますでしょうか。

近年、急激に価格が上がっているのですが、よく見ると2015年以外は全ての年で前年を上回る価格を記録しています。

ただ、これだけだと、さすがに何のグラフなのか当てるのは厳しいですよね。グラフだと値がわかりにくいと思いますので、ヒントとしてそれぞれの年の値も表にして載せておきます。

2013 $13.16
2014 $289.30
2015 $171.51
2016 $354.91
2017 $755.76
2018 $3191.30
2019 $3391.02

さて、これがわかった人はかなりマニアックな知識の持ち主です。

実は何の数字かわからないのも当然で、これはある金融商品の2013年から2019年の7年間で各年ごとの最安値をプロットしたものです。なので、だいぶ見慣れない数字が並んでいたと思います。

また上のグラフですが、最安値が右肩上がりになっているということはかなり底堅い商品と言えます。

もういい加減しびれを切らしたと思いますので、正解を発表します。意外かもしれませんが、上記グラフはビットコインの各年ごとの最安値をプロットしたものなのです。

ビットコインは長期投資に向いているか

私以外にも、ずいぶんと底堅い商品だなと思った人は多いと思います。ビットコインというと、最高値ばかり目に向かいがちですが、実は毎年の最安値も急激に価格をあげており、極めて底堅い動きをしています。

私がこの記事を通じて言いたいのは、「ビットコインは短期的な取引で、長期保有に向いていない」という声が一般的ですが、本当にそう言い切れますか?ということです。

この数日間、ビットコインが1万ドルを超える間近から超えた後まで、さまざまなニュース番組でお話になる専門家と呼ばれている人の話を聞きましたが、ビットコイン投資に強気な人の側の意見も、ビットコインは危険だと言う側の意見も、どちらも希望や信念を話していてしっくりくる説明にとぼしかったです。

だから、できるだけ先入観を持たずにビットコインが長期投資に向いているか、考え直してみました。今のところ、私は長期に向いていると思います。

その理由は、冒頭整理した、長期投資に向いている商品の条件に合致するからです。それ自体が価値を高める仕組みを持つもの(企業・経済)への投資が長期投資に向いていると話ししましたが、ビットコインは約4年に一度発生する”半減期”がビットコイン自身の価値を高める仕組みとして機能しています。

ビットコイン自身の価値を高める半減期とは

ビットコインはその仕組を維持するために膨大なコンピュータ処理が必要なのですが、その処理を行ったユーザに御礼として新規ビットコインを発行しています。ただし、これを続けると年々世の中にビットコインの量が溢れ、印刷しすぎた紙幣のようにビットコインの価値がなくなってしまいます。

それを避けるために約4年に1度「半減期」という仕組みを設けて、新規発行するビットコインの量を半分にしています。この半減期のタイミングを過ぎると、ビットコインの新規供給量が半分に減るので、需要と供給の関係から、価格が上がるようになります。これが、半減期でビットコインの価値が上がる仕組みです。

「半減期」については、先日以下の記事でも触れたので、詳細は以下記事を御覧ください。

ビットコイン、1万ドル突破。価格が上昇する理由とバブルになる可能性。

ちなみに次の半減期は2020年5-6月頃と言われており、それを見越してすでに2019年5月からビットコインの価格が上がっています。

直近のビットコインへの投資の方針

ただし、気をつけたいのは、2019年5月頃からビットコインの価格が1万ドルを超える前からあきらかに、価格の上がり方が急になっています。なので今から購入するのは危険かもしれません。

人々の温度感をみてると、恐らくまたバブルがはじまる気がするので、ビットコインへの投資を考えている人は次来るブームはウォッチだけして待ち構えておき、価格が半分や1/4になって、人もまばらな冷え込んだ相場からエントリーすればいいと思います。

半減期の熱狂も4年に1度であるのなら、冷え込んだ相場も最低4年に1度は来るはずです。

今日は、「ビットコインって長期投資に向いていない」という声が多かったので、本当にそう言えるか考察記事を書きました。そもそも長期投資に向いている投資対象は何かを考えた上で、ビットコインもそれに当てはまりそうだというお話をしました。

ちなみに、ビットコインが長期保有に向いていないと思ってしまうのは、目に見えて上昇する最高値に目が奪われているためです。そうではなくて、人々の熱狂の下に隠れたベースライン(もしくは年ごとの最安値のボトムライン)で価値を見たときは、年々増加するビットコインの別の側面が姿を表します。

人々の熱狂する時期にではなく、閑散とした時期を狙ったビットコイン投資であれば、長期投資の対象として手を出しても良いのではないか考えました。