【解説】話題のサブスクリプションApple Primeとは何か。

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アメリカでは話題でもちきりなのですが、日本ではまだ見向きもされていない噂のサービスがあります。アップルの定期購読(サブスクリプション)サービスのApple Primeです。

「Apple Primeって何?Amazonプライムのパクリみたいだけど」という人に向けて、一体どんなサービスなのか、それがなぜ話題になっているのかに触れていきたいと思います。

この記事のポイントをまとめておきます。

  • Apple Primeは投資家がアップルに要望している(まだ実現していない)サブスクリプション・サービス。
  • Apple Primeを毎月定額で契約すれば、最新のiPhone本体が手に入り、音楽・動画・雑誌・ゲーム・ストレージ全てのアップルのサービスが使えるようになる(名前の由来はAmazon Prime。色んなサービスを受けられるから)。
  • アップルのティム・クックCEOは決算報告で質問を受けた際に、Apple Primeの可能性を否定しなかった。
  • Apple Primeが実現すれば、サブスクリプション売上を大きく拡大させる効果があり、株主は期待している

Apple Primeとは何か

アップルに投資している株主達が、Apple Primeと名前までつけてアップルに実現を期待しているサブスクリプション・サービスがあります。

Apple Primeに毎月契約すれば、最新のiPhoneが手に入り、Apple Careの端末サポートがついているだけでなく、全てのアップルのサービスが使えるようになるようです。

何が嬉しいの?

ここまで読んで「最新のiPhoneが使えるようになるなんてすごい!」と思われるかも知れません。しかし、最新のiPhoneが使えるようになるサブスクリプション・サービスは既にアメリカにはあります。

意外に知られてないiPhoneのサブスクリプションビジネス。今後のAppleの鍵を握る。

ユーザ目線で嬉しいのは、あれもこれも契約しなければいけない煩わしさから、一気に開放されることです。Appleは定期購読サービスを次々と打ち出していて、全て利用しようする場合にはこれだけのものを契約しなければいけません。

定期購読サービス 概要 価格
iPhone Upgrade Program 最新型iPhone購入 $37.41/月〜
Apple Music 音楽聞き放題 $9.99/月
Apple TV+ 動画見放題 $4.99/月
Apple News+ 雑誌読み放題 $9.99/月
Apple Arcade ゲーム遊び放題 $4.99/月
iCloud 大容量クラウドストレージ $0.99/月〜

そして、ユーザにとってはこちらのほうが大事なのですが、ユーザはApple Primeに安い価格を期待しています。「iPhoneも使うし、サービスも全部契約するから、安くしてよね」と言わんばかりに、Apple Primeには全て単体で合計した場合よりも、安い料金設定を求めているのです。

動画配信サービスを3つ提供するウォルト・ディズニーも、3つまとめて契約した場合には、安くなるプランを打ち出しています。このディズニーの発表を受けてから、アップルの投資家やユーザからも期待が高まり、全部契約するから安くしてほしいという期待が高まっています。

なぜ話題になっているの

ティム・クックCEO

これだけ話題になる理由にはApple Primeが魅力的なのに加えて、アップルCEOがApple Primeを否定しなかったことにあります。

10月末にアップルが決算報告をした場で、ティム・クックCEOがApple Primeのようなサブスクリプションを計画しているかとの質問対して、「Apple Primeのようなサービスを顧客が望んでいることはわかっている」と回答し、否定しなかったことで更に報道が過熱はじめています。

In terms of hardware as a service or as a bundle, if you will, there are customers today that essentially view the hardware like that because they’re on upgrade plans and so forth. So to some degree that exists today.(アップル、ティムックCEO)

この電話会議を聞いた世界中のアナリストと投資家は「これは脈があるぞ」と考えたわけです。

サブスクリプションは今後のアップルの生命線

ちなみに、このApple Primeは実現すれば(しかもできる限り月額料金を抑えた価格で実現すれば)、アップルの収益を大きく改善する力があると思います。

ティム・クックCEOがApple Primeを否定しなかった同じ場で発表された2019年7-9月期のアップルの売上では、サブスクリプション収入が前年比+40%で急成長していることがわかり、多くの人を驚かせました。

アップルは買い銘柄。サブスク売上+40%で急成長【2019年6-9月期決算】

今まではiPhoneの売上がアップルを支えていましたが、今後のアップルは間違いなくサブスクリプション収入が鍵を握ります。そのサブスクリプション収入を大きくあげる役割として、Apple Primeに期待がかかっています

このApple Primeはアップルが打つ次の1手になるのか、株主だけでなく全世界のユーザからも注目が集まっています。


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