【米国株】不況の前兆の解消は何を告げるのか。

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2019年5月からほぼ毎日のように続いていた、不況の前兆と呼ばれる「逆イールド現象」が再び解消されました。

逆イールド現象とは長期国債から短期国債の利回りを引き算した値がマイナスになる現象です。米国債ではこの値が10月11日に大きくプラスに転じました。7月のわずか1日だけ解消した日を除き、実に5ヶ月ぶりの逆イールド現象解消でした。

【解説】12年ぶり発生した景気後退シグナル、逆イールドとは何か。

「不況の前兆が解消された」というと聞こえは良いかもしれませんが、過去のデータを見る限りはかならずしも良い知らせとも言えません過去30年間で景気後退した3回とも、逆イールド現象が解消した3ヶ月から8ヶ月後には景気後退入りしているからです。

過去の景気後退時期を振り返る

過去の3回の景気後退前には、いずれも逆イールド現象が発生していて、しかもちゃんとそれらが解消されてから景気後退しています。

かの悪名高いサブプライム・リーマンショックの時でもこのパターンが着実に見られています。

過去の3回の逆イールド現象の解消から、景気後退入りまでの期間をまとめたのがこちらです。

(A)逆イールド現象の解消 (B)景気後退入り 期間(A-B)
1989年12月 1990年8月 8ヶ月後
2001年1月 2001年4月 3ヶ月後
2007年8月 2008年1月 5ヶ月後

こちらのグラフは1989年時のものです。1989年の時も何度か逆イールド現象が解消される日が見られましたが、本格的に解消されてからは8ヶ月で景気後退入りしています。

次は2001年時のようすです。このときは逆イールドが解消してから、景気後退までわずか3ヶ月とかなり短期で景気後退入りしています。

最後はサブライム・リーマンショック時の様子です。この時も、何度か逆イールド現象の発生と解消を繰り返していますが、結局は本格的に回収してから5ヶ月で景気後退入りしています。

今回解消された2019年に10月11日以降も、逆イールド現象の再発生と解消を繰り返すのかもしれませんが、もしも本格的な解消だとすると、3-9ヶ月後には景気後退が待ち構えている可能性もあります。