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米金利上昇と感染拡大、しばらく様子見のため株の追加購入を控えます。

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このブログでは2週間ほど前に、「アメリカの長期金利の上昇」と「新型コロナウイルスの新規感染者数の増加」の兆候が見られるという記事をかきましたが、本記事はその続報になります。

上の記事から2週間ほどたちましたが、長期金利も新規感染者数もどちらも事態は悪い方向に進んでいるようです。

金利上昇は基調で、6月に米国株が1日で7%も下落した水準に近づいています。また、新型コロナウイルスは23日に1日の感染者数としては過去最高の8万人超えを記録しました。

どちらも今後の株の下落を招く要因になりえるので、念のため警戒して株の購入はしばらく控えようかと思います。

この記事のポイント

  • アメリカの長期金利は上昇傾向にある。金利が上昇すれば、株価は下落しやすくなるので注意が必要。
  • 新型コロナウイルスの新規感染者数も、拡大の傾向が止まらない。もしもロックダウン(都市封鎖)が起こったとしても、2020年3-4月ほどの規制の厳しさや規模にはならないと予想されるが、今度の動向に注意が必要。

2020年10月に続々と発表されている決算を見ると、IBMやなど購入したいなと思う株の候補はいくつか出てくるのですが、株の追加購入はしばらく控えて様子見しようと思っています。

狙っている銘柄は中期・長期目線で上昇を見込んでいる銘柄が多いので、すぐに投資しなくてもそこまで痛くないはずです。

上昇を続ける長期金利


既に、冒頭からお話しているようにアメリカでは長期金利の上昇が続いています。

この半年間の長期金利の動向をグラフにしてみると、6月5日の0.91%に迫る勢いで上昇していることがわかります。

一般的には長期金利は低いほど株価にはプラス、高くなるとマイナスに働くので、長期金利の上昇は株価にとっては良い知らせではありません。

金利と資産価格の関係

  • 金利が下がると、国債・株・ゴールド・不動産の価格が上昇しやすくなる。
  • 金利が上がると、国債・株・ゴールド・不動産の価格が下落しやすくなる。

この半年間で長期金利(10年米国債利回り)の最高を記録したのは6月5日でしたが、その6日後の6月11日には米国株S&P500は7%近く下落しています。

10月22日の金利は大きな下落を招いた6月の金利水準にかなり近づいてきたので、少し警戒をしたほうが良いかも知れません。

私は10月上旬に株の追加購入をしましたが、今後の株の購入は控えて、しばらく金利の様子見をしようと思います。

金利上昇の背景になる景気刺激策

ただし、金利が上昇しているからと言っても、必ずしもすぐに株価が下落するわけでもなさそうです。

今回の金利上昇は、アメリカ政府の景気刺激策への期待で上昇しているようにも見えます。景気刺激策が発動されれば、景気が上向きになり株も上昇しやすくなるので、今回は金利が上昇していても景気が上向いて株が上昇する展開も考えられます。

しかし、この場合でも金利が低かった時に既に仕込んだ株が上昇するのを見守ればいいだけなので、いずれにしろ金利が上昇している場面では追加購入をせずに、様子見をしようと思います。

コロナの1日の新規感染者数で最高記録を更新


もう一つ動向に注意が必要なのは、アメリカでの新型コロナウイルスの感染者数です。

10月23日には新規感染者数が8万人を超えて、アメリカでの1日の感染者数の最高記録を更新しました。

上のグラフで青線は過去1週間の新規感染者数の平均値を表していますが、9月からの上昇基調は収まる気配はありません。

最近の私は米国の景気回復を見込んで航空・ホテル・銀行などの株を買っていたのですが、これらの企業はコロナの再流行で業績回復がかなり遅れるかも知れません。

しかし、昨日のコカ・コーラの決算記事でも触れたように、次にアメリカでロックダウンが起こったとしても、その規模は2020年3-4月ほどにはならないと見られています。

恐らくアメリカがコロナから受ける経済的なダメージは2020年3-4月が最悪期で、そこからは既に脱却したと思われるので、コロナの再流行がきても景気回復を見越した株は売却せずに保有を続けるつもりです。

ただし、コロナ再流行でリスクも高まってきたので、追加投資も控えるというスタンスにしようと思います。


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