このブログではほとんど今まで取り上げていない米国株S&500の恐怖指数(VIX)について書いていきたいと思います。
私はチャートを読むのが上手ではないタイプの投資家なので、そんな人間がこれから書くVIXの動きについてはあまり参考にならないかも知れませんが、気になっていることを書いていきます。
この記事のポイント
- 2022年のVIXは約90〜130日で底を打ちながら、周期的に変動している。
- VIXが底を打ってから上昇していく局面では、S&P500は大きく売られてきた。
- 2022年12月にVIXはそろそろ底打ちして上昇に転じてもおかしくない時期に入る。
2022年のVIXの動き
VIXは投資家の恐怖心を表すとよく言われます。
VIXが高くなっていると「米国株が下がるのではないか」という恐怖心を持っていて弱気になっている状態で、反対にVIXが低いなら恐怖心はなく強気になっていると解釈するようです。
そのVIXですが、2022年は周期的で少し変わった動きをしています。
上に2022年になってからのVIXのグラフを表示しましたが、VIXはだいたい90日〜130日ごとに20を下回ると底打ちをして反発に転じています。
VIXとS&P500の関係
そして、もう一つ面白いのはS&P500との関係です。VIXが底打ちして上昇に転じる間、2022年のS&P500は大きく下落しています。
上のグラフは少し見にくくて申し訳ないのですが、先程までのグラフに2022年のS&P500の値動き黄色い線で追加しています。
これを見るとVIXが底打ちして上昇に転じるタイミングで、S&P500の下落が起こっているようです。つまり、「約100日前後経過してVIXが20を下回って底打ちすると、S&P500が下落に転じる」というパターンが起きています。
そして12月2日の市場が終わった時点でVIXは19.07と20を下回っています。また、前回のVIXの底から既に112日経過しているので、日付からしてもそろそろVIXが底打ちするのかも知れません。
過去に起こったパターンが将来にも当てはまる保証はないので、2022年12月や1月にS&P500が下落するとは限りません。
でも、アナリストたちのS&P500の一株利益予想もダラダラと下がってきているので、下落への警戒感は持っていても悪くなさそうです。