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予想以上に上昇を続けるアメリカの長期金利

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少しまずい展開になっています。アメリカの長期金利(米10年国債の利回り)が私が考えていたよりも、だいぶ高い数字になっています。

もしも、これ以上に長期金利が上昇するようなら投資を修正しないといけないかも知れません。このまま長期金利が上昇してしまえば、株に悪影響が出てしまいかねないからです。

そろそろ長期金利が低下すると思って3月末からずっと眺めているのですが、少し風向きが悪くなってきました。

この記事のポイント

  • アメリカの長期金利は2.6%を超えた。
  • 1980年代からの長期金利の下落トレンドのおかげもあって米国株は長期的に上昇を続けてきたが、このトレンドが終わった可能性もある。
  • 長期金利が上昇に向かえば株には悪影響が出るので、この金利上昇は引き続き警戒。

予想以上に上昇を続けるアメリカの長期金利


2022年になって長期金利の上昇が続いていますが、当初、2.3%から2.4%程度で長期金利は下落に転じると私は思っていました。

今年の1月に書いた以下の記事でも、長期金利の上昇は2.3%から2.4%まで上がると言ってきました。

>>2022年に米長期金利はどこまで上がるのか(22年1月7日)

しかし、この記事を書いている時点で2.6%を超えてしまっています。金利上昇はあらゆる投資の価格を下げる働きがあるので、残念ながら私が想定していたよりも投資環境は悪くなってしまったようです。

長期下落トレンドの終了か

アメリカの長期金利は1987年から一定の範囲を上下しながら、全体的に低下してきていました(下図)。

しかし、最近の長期金利の動きを見ていると、35年間続いてきた長期金利の下落トレンドから飛び出して、金利が上昇しているようにも見えます。

もしもこのまま金利が上昇してしまうなら、それは私の投資のメインシナリオではありません。計画修正を迫られる少しやっかいな展開になりそうです。

投資への影響について


私は2022年1月から米国株はまだ投資できるというスタンスでいましたが、少しずつ雲行きが怪しくなってきました。

「以前の記事にも書いたように、逆イールドが発生してからまだ数ヶ月は株価が上昇するはず」という考えもありますが、このまま金利が上昇すれば2018年のように株価が(どこかで)大きく下落する恐れが増しています。

まだ基本的には株は売らずに我慢強く持っていれば良いと思っているのですが、長期金利がもしもこのまま上昇するようなら思惑が外れたと考えて、成長期待の大きな株からさっと売る心構えもしておこうと思います。

引き続き、しばらくは長期金利の動向に注目したいと思います。


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