昨日、9月9日の米国市場もIT企業を中心に構成されるナスダック市場で比較的大きな下落がありました。
アップルやテスラなど今まで上昇を続けてきた銘柄を中心に売られている印象がありますが、それにつられて幅広い銘柄でも売られているようです。
そのおかげでS&P500に連動するインデックス投資をする人にも、年に数回程度やってくる規模の安く買えるタイミングが近づいています。
大型ハイテク株のおおよその適正な価格をはじき出すと、フェイスブックやアルファベット(Google)やネットフリックスはほぼ適正価格通りの株価まで下げてきており、マイクロソフトもあと10%程度下げれば割高ではない株価まで下がっているように見えます。
フェイスブック、グーグル、ネットフリックス、マイクロソフトは買ってから何年続け保有しても問題ない優良企業なので、今月どこかのタイミングで買いたいなとも思っています。
この記事のポイント
- 9月に入ってからの株価調整で、今まで買われすぎていた銘柄だけでなく広い銘柄で安くなっている。
- S&P500のインデックスでも、年に数回に訪れる規模の安く買える時期が近づいている。
- 大型ハイテク企業でもいくつかの銘柄で割高感が消えた。
S&P500は年数回訪れるセールの時期が見えてきた
S&P500を安く買える時期を知る方法はいくつかありますが、割と気にいっているのはRSI(相対力指数)という数字が40を下回る期間が終わったタイミングで株を買うことです。
以下の図ではS&P500の株価のグラフにRSIが40を下回る期間を水色で重ねて塗りましたが、その期間がおわるタイミングでS&P500を買えば割といいタイミングで購入できていることがわかります。
2020年9月8日時点でRSIは42まで下がってきているので、もう少しだけ下がれば年に数回訪れるS&P500の買い時が来ていると言えます。
RSIの調べ方はこちらの記事でも紹介しているので、詳しくはこちらをご覧ください。
「直感で株を買うタイミングを決める」を卒業する方法【相対力指数RSIの調べ方】
「株価が最高値から何%下落したら買う」など方法は無数にありますが、「数ヶ月に1回の買い時」や「1年に一度の買い時」を判断したいなら、RSI(相対力指数)という数字を使って株の買い時かどうかを調べる方法がわりとしっくりときていて、気に入っています。この記事では、株の「買われすぎ」や「売られすぎ」を数値化したRSIの簡単な調べ方を紹介します。
大型ハイテク株も割高感が薄れる
先月までハイテク株は割高だったので、昔からある業界で割安に見える銘柄を探してきましたが、今回の株価の下落でグーグルなどの一部の大型ハイテク銘柄でも割高感がなくなって投資できる段階まで来ていると思います。
ざっと手元で計算した程度なので、あまり参考にならないかもしれませんが、大型ハイテク銘柄の割高感をまとめるとアップルとアマゾンはまだ割高なものの、アルファベット(Google)、フェイスブック、ネットフリックスの割高感はほとんど解消されつつあります。
マイクロソフトももう少しだけ株価を下げれば、買っても良い水準です。
割高感が薄れる大型ハイテク銘柄
大型ハイテク株 | 割高感 |
---|---|
アップル | 20-30%割高 |
アマゾン | 20-30%割高 |
フェイスブック | ほぼ適正価格 |
アルファベット(Google) | ほぼ適正価格 |
マイクロソフト | 10%程度高い |
ネットフリックス | ほぼ適正価格 |
こうしたハイテク銘柄は、今後も継続的な成長が望めるので今月購入することも検討しています。
価格上昇の余地は大型ハイテク株よりも航空株のような割安銘柄のほうが大きいのですが、一般的に割安銘柄は理由があるから株価がでらくしているわけで、いつどのようなタイミングで株価上昇するのか読みにくいデメリットがあります。
なので、割安銘柄に加えて、売上成長率が高く安定しているハイテク銘柄も保有できたら安心材料になりそうです。
次の株の購入タイミングの目安はRSIで40を切った後にしようかと思っています。今週中にもそのタイミングが来るかも知れないので、再度購入銘柄の検討をしたいと思います。