生産者物価指数は予想通りの内容も、18年夏より低下するインフレに歯止めかからず。

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アメリカの5月の生産者物価指数(PPI)が発表になりました。生産者物価指数(PPI)はアメリカのインフレの進行を具合を確認にするのに、使われる指標ですが、結果は概ね予想通りに弱いインフレ状態にあることがわかる内容でした。

PPIの詳細はこちら:【初心者向け】主要な米国経済指標の知ろう。

毎月の物価変動が大きい食品・エネルギーを除いたコア指数では、前年比が予想+2.3%のところ、結果も+2.3%で一致しています。

食品やエネルギーも含む物価変動は前年比+2.0%予想で、結果は+1.8%とやや下振れしています。少し気になるのは、この+1.8%の物価上昇というのが、2018年1月以来の低い伸び率に留まっていることです。

ただ、通常食品やエネルギーを含まないコア指数を重要視する点、またそもそも生産者物価指数(PPI)よりも、消費者物価指数(CPI)を重要視することから、そこまで神経質になる必要はないように思います。各メディアでも取り上げ方がさほど大きくないのもそのためです。

インフレ率は18年夏をピークに減少

今回のPPIの内容は予想通りの内容だったことから、中央銀行FRBに直ぐに利下げを迫るほどの強い内容ではありませんでした。しかし、全体的な傾向として、インフレ率は低水準に留まっていること、また18年夏をピークにインフレ率低下に歯止めがかかっていないのが気になります

こうした傾向を特に警戒をしているのはモルガン・スタンレーです。モルガン・スタンレーは米中貿易が加熱する2019年5月以前のから、あらゆる経済指標が米経済が既に景気のピークをつけて後退期に向かっていることを示唆していると危惧しています。

【原因と結果】米中貿易戦争終結でも米国はリセッション入りするのか。

今回のPPI発表でも低下するインフレ傾向に歯止めがかかっていないのは、モルガン・スタンレーの見方の正しさを一段と強くしているようにも見えます。