米、鉱工業3年半振りの低迷も明るい材料も見え始めた【2019年10月米鉱工業生産指数】

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アメリカの製造業や鉱業の強さを示す数字で、FRBが発表している鉱工業生産指数というものがあります。

この数字が注目される理由は、GDPと相関があると言われていることです。個人的には、アメリカは製造業の国ではなく、サービス業の国だと思っているので、話半分程度に来ているとのですが、多くの人が注目しているので、私も毎月チェックしています。

3ヶ月に1度しか発表されないGDPと違って、鉱工業生産指数は毎月に発表があるので、GDPと関連があるなら目安の指標として見ておいて損はなさそうです。

さて、11月15日に10月のアメリカの鉱工業生産指数は発表されましたが、結果はボロボロでした。最近のアメリカの指標としては、珍しく予想より悪化して、前月よりも低迷しています。

  • 予想:前月比マイナス0.4%
  • 結果:予想を下回るマイナス0.8%(前回のマイナス0.4%も下回る)

この指数の見方はとてもシンプルで、マイナスなら景気悪化、プラスなら景気拡大と見ます。

今月のマイナス0.8%は近年あまり例を見ないマイナス幅です。16年4月以来の3年半ぶりの低迷になります。

大きく落ち込んだ原因は米中貿易戦争の影響とGMストライキ

予想を超えたマイナスに落ち込んだのは、貿易戦争と自動車メーカー大手GMの工場のストライキの影響もあるようです。

先月もGMのストライキの影響があったと記憶していますが、既にGMは労使協定を結んだとの情報が入ってきたので、来月以降はある程度 回復する可能性があります。また、今月何かしらの米中合意があれば、さらにこの鉱業生産指数はプラスに働くはずです。

今月の鉱工業生産指数はかなり悲観的な内容になりましたが、好材料も見えつつあるので、来月以降持ち直すのかどうかに注目したいと思います。

唯一冴えなかった鉱工業生産指数

このブログでは、10月のアメリカ経済指標を数多くおっていますが、概ね前月よりも数字が改善しているものが多い印象がありました。今回は発表された鉱工業生産指数はその中でも、主要な経済指標では唯一と言ってもいいほど、前月よりも悪化し、予想も下回った指標になりました。

10月米経済指標 予想以上 予想未満
前回以上 ADP雇用統計
ISM非製造業
コア消費者物価指数
コア生産者物価指数
ISM製造業
ミシガン大学消費者信頼感
コア小売売上高
前回未満 雇用統計(非農業雇用者) 鉱工業生産

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