米中貿易第一弾合意ついに署名。

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ついにアメリカと中国の貿易協議はついに第一弾合意の署名されました。

既に大手のメディアで、このニュースの概要を伝えている記事が多いので、知っている人は多いと思います。合意した内容を振り返りながら、個人的に気になったこと・考えたことを書いていきます。

この記事のポイント

  • 部分合意の1番の注目ポイントは中国が2年間で2,000億ドルのモノ・サービスをアメリカから輸入すること
  • 中国は合意通りに輸入を増やせるかが今後の注目ポイント
  • その他気になるのは、中国が決済市場開放に向けて前進したこと。マスターカード・ビザ・アメックスには朗報

米中第一弾合意に署名

2018年から長らくアメリカと中国は貿易交渉をしていましたが、ついに初めての部分合意が署名されました。

主な内容はこちらです。

第一弾合意内容

  • 中国は今後2年間で2,000億ドル(22兆円)相当のモノ・サービスをアメリカから追加で購入する。
  • 中国の金融サービス開放を進める
  • アメリカ企業が中国に参入する際、中国企業への技術移転の強要を禁止する。
  • 中国での海賊版販売などに対して刑事罰を義務化
  • アメリカは2019年9月に発動した中国に対する関税を15%から7.5%に引き下げる。

注目は、中国が今後2年間で総額2000億ドルのモノ・サービスをアメリカから追加購入する話です。

2年間で2000億ドル(22兆円)と言われても、桁が大きいので金銭感覚がよくわからなくなりますが、今まで中国はアメリカから毎年1300億ドル輸入していたところに、追加で輸入を増やすという話なので、そこそこインパクトがある話です。

“ちゃんと実行されれば”、米国はこの合意で、年間でGDPの0.3-0.4%程度の押し上げ効果があると見られてます。

問題は中国が合意通りに輸入額をちゃんと増やせるかどうかです。ロイターでは早くも、実現を危ぶむ記事を書いていました。

アングル:米中第1段階通商合意、中国の輸入目標達成は困難か(ロイター)

貿易交渉の第2弾は、第1弾合意の実行が進んでいることを確認してから進められるとの話もあるので、中国が2,000億ドルの追加購入を実現できるのかが、今後の焦点になりそうです。

ビザ・マスターカード・アメックス、中国決済市場参入に前進

2,000億ドルの追加購入以外に気になる点は、金融サービス市場の開放についてです。ビザ・マスターカード・アメックスが中国の決済市場に参入する後押しになるかもしれません。

中国のカード市場規模は27兆ドル(3000兆円)で2020年にも世界一になると言われていますが、今までは厳しい規制があって海外の決済企業は中国企業とパートナーシップを結ばない限り、国内決済ネットワークにアクセスできませんでした。

第一弾合意ではマスターカードなどの電子決済サービス業者からの申請があった場合の検討は90日に以内に行われることが盛り込まれたので、これはビザ・マスターカード・アメックスにとって朗報です。

もしも、中国の決済市場に進出できればマスターカード、アメックスにとっては大きなチャンスを手にできます。


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