悪化する経済と上昇する株価。

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3月26日、アマゾンの株を購入しました。2株で追加投資した金額は約40万円ほどです。この判断があっているのか、正直言うと今の段階ではよくわかりません。

投資してから、ずいぶんと難しいタイミングで投資をしてしまったかなとも思います。

米国では新型コロナウイルスの流行を受けて、この1週間で急速に失業者が増えたことわかりました。それでも、この日の株価は急上昇し、経済と株価がそれぞれ違う方向を向いてしまい、今後の展開が非常に見通しづらい展開になっているなと感じます。

この記事のポイント

  • 米国では1週間の失業保険の新規申請者が300万人を超え、急速に失業率が悪化している。
  • しかし、失業者の増加のニュースが流れた同じ日に、株式市場は大きく上昇した。経済と市場の動きがあっていなく、解釈に困る日だった。
  • 明らかなのは、最近になって米国政府が大きく舵取りを変更したこと。恐らく、景気の低迷が底を打つまで、景気刺激策を追加させるはずで、市場も同じ期待を持っていて株価が上昇しているようにも見える。
  • ただし、新型コロナウイルスが株を押し下げる負の経済効果、株価を押し上げる景気対策の効果は割と拮抗しているように思うので、株価は上昇一辺倒ではなく、上げ下げを繰り返す気がしている。

新規失業保険申請者数は記録的な増加

米国の新規失業保険申請数は、1週間で328万人を記録しました。これは過去の最高値の4倍にもなる、急激な失業者の増加でした。

上のグラフを見ても、前の週の失業者の増加がまったく誤差に見えるほどの急激な悪化です。明らかに、米国の経済は悪化していることが、データでも現れ始めました。

低迷する経済に反して、上昇する株価

ただし、わからないのが記録的な失業者の増加が報告された日に、株価は急上昇していることです。この日のS&P500は6.24%も上昇しました。

一時期の増加率ほどではないものの、まだ米国の新型コロナウイルスは増加を続けています。これからさらなる失業者の増加を招きそうな状態にも関わらず、市場が楽観的になる理由で思いつくのは、やはり米国政府の大規模な景気対策です。

大規模な景気対策が次々繰り出される世界

どうも市場は、米国政府が舵取りを変更したことを敏感に感じとったように思います。数年前のアメリカなら考えられなかったのですが、今や景気を回復させるためなら、どれだけの予算を費やしてもいいという政府と議会の姿勢を感じます。

現在、米国で審議されている景気対策は2兆ドルの規模ですが、この2兆ドルで景気の底打ちが実現しなかった場合は、かなりの高い確率でさらに数兆ドルの追加の景気対策に動くはずです。

それを実現するために中央銀行のFRBは既に、国債を際限なく買い続ける宣言もしています。

このブログでもなんとかお話していますが、こうした状況は1940年代の第2次世界対戦でも見られました。

1941年に米国が参戦して以降、米国政府は巨額の支出をしつつ、FRBは金利が上がらないようにコントロールした結果、民間企業に大きなお金が流れて長く続いた不況を脱出し、その後の景気回復と株価上昇をもたらしました。

今後の展開

ただ、1つのシナリオとして1941年以降のような株価上昇もあり得ると思いながらも、恐らくしばらくは、この最良のシナリオには移行しないと思っています。

現時点で見積もられている新型コロナウイルスの経済損失が4兆ドルから5兆ドル、景気対策が現時点で2兆ドルと言われます。市場は景気対策が追加されることも期待しているとすると、景気を押し下げる力と引き上げる力は割と拮抗していると思うので、今すぐ株価急上昇は起こりにくい気がします。

また景気を押し下げる力も、上げる力もともに強いので、2つの力のバランスが崩れれば、株の上昇も急落もあり得るはずです。なので、まだ株を投資するチャンスは巡ってくるので、少しずつ時間をかけて投資しても良いと思っています。


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