個別株の投資で重要なたった2つのこと

  • by
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

株の投資はなかなか難しいと思っている人は多いと思います。

S&P500やナスダックなどの株式指数(インデックス)に投資している人も、個別の企業の株はどうも難しく感じている人もいるようです。でも、とってもシンプルに考えるなら、個別株に投資で重要なことはたった2つしかありません。

【何を買うのか】と【いつ買うか】だけです。

この記事では、長期で個別株で資産形成したいと考えている投資家に向けて、どんな銘柄をどのタイミングで買っていけば良いかを考えていきます。

この記事のポイント

  • 【何を買うか】フリーキャッシュフローを年々増やしている企業に投資をする。
  • 【いつ買うか】(基準は何でも良いので)少しでも安い時に投資する。

何を買うか


まず、どんな個別株を買ったら良いかですが、私は「フリーキャッシュフロー(FCF)を毎年伸ばしている企業」こそ買うべき企業だと思っています。

フリーキャッシュフローとは

フリーキャッシュフロー(FCF)というと難しく聞こえてしまいますが、ざっくり言うと、利益から税金や事業に必要な支払いを済ませた後にのこる「自由に使えるお金」のことです。配当に使ってもいいし、自社株買いをしてもいいし、いざという時に備えて現金のままで貯蓄してもいいお金です。

サラリーマンでも給与をもらった後、税金や家賃などの生活費を支払って、自由に使えるお金が手元に残ると思いますが、それがFCFです。このお金が年々増えていれば、豊かになれるのは個人でも、企業でも同じです。

例えば、グーグルの親会社アルファベット(GOOGL)のFCFを確認してみると、年々増加していて良い感じです。

こういう企業なら、長い時間をかけて株価は右肩上がりに増えていきます。

株価が伸びているから買うのではない

FCFが増えていると企業を調べてみると、長期的に株価を上昇させている銘柄が多いことに気づきます。

「あれ?じゃあ結局、年々株価が上昇してる銘柄を買えばいいのでは?」と思われるかも知れませんが、それは少し違います。

株の中にはFCFをほとんど生み出していないのに人気が集まって株価が急上昇している銘柄もあり、株価が伸びている企業だけを選んで投資していると、こうした企業を掴んでしまうことになります。

FCFをあまり生み出していない株を保有してしまうことの問題点は、株価が下落した時にかなり大きな下落につながることです。

世の中の投資のプロたちは将来得られるFCFを予想して、適正な株価を計算しています。

もしもFCFが多い企業の株価が適正価格より下がれば、しだいに割安と判断されて株価下落が止まりますが、FCFを生み出してない企業は大きく下落してしまいます。

いつ買うか


FCFを年々増やしている企業を選んだとしても、それだけで優れたリターンが得られるわけではありません。

例えば、コカ・コーラは何十年もFCFを増やしている優良企業で、世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェットも株を保有していることで有名です。しかし、以下の記事も書きましたが、私は2013年からこの銘柄に投資しても、それほど大きなリターンを得ていません。

コカ・コーラが良い企業なのはもちろんですが、バフェットが大きなリターンを手に入れられたのは、優良な企業を『割安な価格で買えたこと』が重要なカギになっています。

なので、株式投資で重要なポイントの2点目の【いつ買うか】については、「ちょっとでも安くなったタイミング」で買うことが重要になります。

安い時の目安

  • 最高値から〇〇%下落した時に買う。
  • PER(割高度合い)を見ながら、比較的低いなら買う。
  • 適正価格(Fair Value)を参考にして、割安なら買う。

株が安くなった時の一番わかりやす目安は、最高値から10%や20%下落したら買うというものです。これはシンプルですが、確実にある程度やすくなった株を買えるという点で強力です。

もう少し株を知っている人なら、「株価」を「1年後の予想される一株利益」で割ったForward PERという数字を使って、この数字が高い時期は割高だと判断して避けることもできます。

GoogleのForward PERを調べてみると、この記事を書いている2020年11月時点では約30で、過去5年平均の24よりも高くなっていて、やや割高になっていることがわかります。

英語サイトの中には、株価に適正な価格を無料で公開しているものがいくつかありますが、たとえばGuruFocusでグーグルの価値を見てみると、ここでもやや割高になっているようです。

やや割高なグーグル株(アルファベット株)

グーグルはFCFを年々増加していて、適正な株価も年々増加する良い企業なので買っても良いと思いますが、もしも今がやや割高に見えるなら、下落した時に買い増しができるように余力を残して投資するのも手だと思います。

まとめ


この記事では、個別株に投資するために重要だと思われる【何の銘柄】を【いつ買うか】について書きました。

個人的には、銘柄は「フリーキャッシュフローが増えている企業」を選び、「割安な状態」で買うのが良いと思っています。

「下落している株を買うのはナンピンと呼ばれて、ズルズル損を拡大させる良くない投資なのではないか」という疑問が湧くかも知れません。

上にも書きましたが、株価がズルズルと下がるのはFCFが小さいか、ほとんど生んでいない企業の場合です。こういう企業を株価が下がりだした時に買うのは、リスクが高いと私は思っています。

一方で、世の中の投資家はフリーキャッシュフローを元に企業の価値を評価するので、ちゃんとFCFを稼いでいる企業の株価が下落した場合は、いずれ「割安だから買いだ」と評価されて、株の下落が止まります。

FCFをちゃんと生み出している企業なら、下落している株価を積極的に買いに行けるので、【何を買うか】の選択は重要になりそうです。


本ブログからのお願い

この記事は、読者が自由に記事の金額が決められるPay What You Want方式をとっています。

「役にたった」「面白かった」など、何かしら価値を感じた場合は、YUTA'S INVESTMENT TICKETをクリックして、価値に見合った金額をお支払い下さい(※金額は自由に変更できます)。

価値がないと思った場合には、お支払いは不要です。同じ記事を読み返して、新しい気づきがあった場合には、1人で何回クリックしても問題ありません。