9月16日からの週で、アメリカの中国は貿易協議の実務者レベルの会合が開かれると言われていますが、それを前に両者歩み寄りが続いています。直前の1週間を見ても、これだけのものがあります。
- 中国、米国から輸入している16品目への追加関税の適用を免除する発表(9/11)
- トランプ大統領、10月1日発動の関税を遅らせる発表(9/12)
- トランプ大統領、中国との暫定的な合意を示唆(9/13)
- 中国、米産大豆・豚肉など追加関税除外させる方針を発表(9/13)
この中でも、特に注目しているのはトランプ大統領が「暫定的な合意」を検討している点です。この合意がどういう中身になるのか、これから発動する関税の延期や、発動中の関税の撤廃があるのかが気になります。
その中身については、ブルームバーグが事情に詳しい関係者に取材して報道していて、中国が農産物購入と知的財産の保護の約束を取り付ける代わりに、一部関税の発動を延期、あるいは撤回というもののようです。
トランプ大統領の発言の前日、関税撤廃されたら株の保有比率を上げることも検討すると、言った途端にこの動きです。
もし米中の関税が撤廃されたら、株保有比率を引き上げることも検討します。
なんてタイムリーなんでしょう!
じゃあ、大幅な減税でもしてほしいと言ったら、やってくれるのでしょうか。今後に期待です。
関税が引き上げられたた株保有比率を上げるか再考
さて、トランプ大統領も暫定的合意もほのめかしたところで、「関税撤廃されたら株の保有比率をあげるか」を比較的早い段階で結論を出さないといけなくなってきたのですが、こちらは大変悩ましいです。
どちらかといえば、今のところは株の保有比率を引き上げない可能性のほうがわずかに大きいです。理由は2つで、最近新しいポートフォリオに移行し始めたばかりだということ、もう一つはタイミングよく株の保有比率の上げ下げをできる気がしないことです。
【理由1】新しいポートフォリオに移行中
8月に以下の記事で書いたように、下落に強いポートフォリオをねって、今はポートフォリオに移行中の段階です。
【投資方針】次の不況を耐える新ポートフォリオを考案しました。
また実際にポートフォリオを組んでからわかる発見がいくつもあるはずなので、まだポートフォリオを完成していない時点で変更を加えるのも、もったいない気がしています。
新しいポートフォリオを組んでから、株のブームがこれから到来して、アメリカ株の市場平均に大きくリターンが劣ってしまう可能性も十分ありますが、何を始めるにも儲かる前に1回は勉強代を払うものなので、それはそれで仕方ないです。
【理由2】株の保有比率の上げ下げのタイミングを図るのが困難
そもそもなのですが、今のタイミングで株の保有比率を引き上げたとして、どのタイミングでまた株の保有比率を下げるのでしょうか。自分がそんなうまくタイミングを図れるとは思いません。
下手に動いたら、より深いダメージを負う気がします。
なので、今の株の保有比率を維持して株高の局面を迎えて、しばらくは株の市場平均に負けも耐える苦しい時間を過ごそうかと思っています。