トランプ大統領、10月1日引き上げの関税を15日に延期と発表。

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トランプ大統領は、10月1日に予定していた2500億ドル相当の中国からの輸入品の関税引き上げの時期を10月15日に延期すると発表しています。

これを受けて、時間外の市場は0.5%ほど上昇しているようです。

トランプ大統領ツイートで関税延期を発表

関税延期の背景には、中国は10月1日に建国70年を控えていて、その日の関税引き上げは控えてほしいとの中国のLiu He副首相から要請があったことをトランプ大統領が明かしています。

今回の延期は、一種の友好の証だと言っています。

単位:ドル 米国 中国
第1弾 340億(25%)
(10/15から30%)
340億(25%)
第2弾 160億(25%)
(10/15から30%)
160億(25%)
第3弾 2000億(25%)
(10/15から30%)
600億(10-25%)
第4弾(9/1と12/15) 9/1開始分:1250億(15%)
12/15開始分:1750億(15%)
750億(5-10%)

9月に入って歩み寄りを見せる米中

9月上旬こそ、開催予定の貿易交渉が開かれず、不安視された両国の関係ですが、最近は協議の進展に期待をもたせるような発言が相次いでいます。

10月ワシントンで開催が決まった際には、米中ともに何かしらの合意に近づいていることを匂わせる発言をしていました。ムニューシン米財務長官は具体的ではないもののコンセプトの合意は米中ともに持っていると言っています。

Mnuchin strikes positive note ahead of trade talks, says US and China have a ‘conceptual’ agreement on enforcement

また、9月11には中国が米国から輸入している16品目への追加関税の適用を免除する発表をするなど、9月に入って両国は少しずつ歩み寄りを見せています。

中国、一部の米国製品を追加関税適用から免除 潤滑油など16品目(ロイター)

アメリカ株にとっては、いい傾向

それを受けて9月に入ってからは株の上昇や、債権の下落もみられ(債権にも多くを投資している私にとっては痛いですが)、投資するには見通しが良くなっていい傾向にあります。

一番良いのは、早期に貿易交渉が合意されることで、そうなった場合にはアメリカ経済も株価も力強く上昇する見込みがあります。10月上旬にワシントンで開催予定の閣僚級の米中貿易交渉に向けて、いい雰囲気はできています。

ただ、10月でアメリカが要求していた中国市場の開放でいきなり合意をするのは難しいとの声も多数あります。コンセプトだけの中身のないものになる恐れもあるし、ミニ合意のようなほんの一部の合意に留まることもあります。

トランプ米大統領は中国との「ミニ合意」目指す可能性-エバコア(ブルームバーグ)
10月の交渉が「いい雰囲気だけはできた」で終わってしまわないよう、実のある内容が発表されることを祈ります。