最近、ビットコインは面白い展開を見せています。
今年2021年4月から6月にかけて価格が半値になり、投資家たちは一斉に暗号資産(仮想通貨)に悲観的になりましたが、それから数ヶ月して再び最高値付近まで価格が戻してきました。
これから数ヶ月は上がるにしても下がるにしても、価格の変動が大きくなる気がしています。
現時点の私はビットコインとイーサリアムを合わせた暗号資産をかなり多く保有しているので、これから価格が急騰・急落した場合にどのように振る舞うかを、もう一度書いておこうと思います。
この記事のポイント
- ビットコインなど暗号資産の価格が再浮上し、最高値圏にある。
- 暗号資産の価格はこれから急上昇も急落もありうると考えているが、どんな場合にはどんな取引をしようと考えているかを事前に書いておく。
なお、ビットコインの売却方針については2020年からブログに書いてきたものから大きな変化はないです。
約2年間どう売るかをずっと考えてきましたが、結局いつも同じ結論にたどり着くので、このまま行こうかと思っています。
暗号資産の取引の予定
これから数ヶ月で、ビットコインやイーサリアムなどの価格が上下した場合には、次のような取引をしようと考えています。
- (1)急落しても追加購入の予定なし。暗号資産への投資は既に完了済み。
- (2)適正価格の1ビットコイン1000万円を大きく超える場合には、全て売却。
- (3)大きな価格上昇がなくても2021年末に含み益があれば、一部売却して投資資金を回収。残りは長期保有。
- (4)2021年末に含み損がある場合には、全て売却して撤退。
取引には「購入」も「売却」もありますが、これから価格が下がったとしても2021や2022年に追加購入する予定はありません。
既に、暗号資産には既に十分な金額を投資をしたので、これ以上投資をする必要はないと思っています。
もしも今後数ヶ月で取引をするなら購入ではなく売却をすることになりますが、これにはいくつかシナリオがあります。
まず、今のビットコインは1ビットコインあたり1000万円が妥当な価格だと考えていますが、1000万円を大きく超える場合は全て売却します。
1ビットコイン1000万円が妥当というのは、以下の記事でも書いたとおりです。
ビットコインの価格が2021年に1000万円を超える仕組み
過去のデータを見る限り、ビットコインは今後数年は価格が上昇する可能性が高いと私は考えています。この記事では、ゴールドやシルバーなどの貴金属の価格モデル(式)をビットコインに適用して、過去のビットコインの価格がこのモデルで説明できることを見ていきます。
しかし、2021年末までにビットコインの大きな価格上昇がおこなかった場合には、投資した資金分を売却して残りを長期保有することにします。長期保有に切り替えたビットコインやイーサリアムが数年たって再び価格が上がってくれたら、なかなか良いリターンになるはずです。
そして、もしも2021年末で含み損が出ている場合は、全売却して撤退します。
※ちなみにビットコインを売却するときには、ほぼ同時期にイーサリアムも売却します。
「1000万円を大きく超えたら全売却」の意味
幸い、今は暗号資産で十分な含み益が出ているので、恐らく2021年末までに含み損になるシナリオは起こらなそうです。
あるとすれば、「1ビットコイン1000万円を大きく超える場合の全売却」か「2021年末に投資資金分だけ売却」になりそうですが、1ビットコイン1000万円を大きく超える場合とはいくらを指すのかをもう少しだけ具体的にしてみます。
目安としては、最低でも1ビットコイン2000万円を超える場合です。
決して、ビットコインが2000万円を超えると強気で言っているわけではなく、それくらい大きな価格上昇でないと売却するメリットがないために、これほど高いハードルになっています。
ビットコインを売却した後、私の場合は含み益の半分は税金を取られることを考えると、2000万円で売ったとしても手元にはその半分くらいの資金しか残りません。
その後に1ビットコイン1000万円程度の妥当な価格に値下がりして、買い増しのチャンスが来たとしても、全く売らなかった場合と同じくらいの数量しか買い戻せなくなります。
これでは旨味がないので、(私の場合は)少なくとも1ビットコイン2000万円を超えないなら、売る必要はなく長期保有で良いだろうと思っています。