FRBと米政府の下支えが続く限りは、米国株に強気。

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昨日のアメリカ株は久々に下落しました。多くのニュースサイトを見ている限り、米中の対立が激化していることが原因のようです。

現時点では、私は米中の対立は特に気にしていません。

2-3年以上先を見据える投資家なら、今後注目するのは米中の対立ではなく、FRBの金融緩和と米政府の景気刺激策だと思っています。ワクチンや新型コロナウイルスの動向も大事ですが、その影響もおそらく2-3年あれば目処が立つはずです。

今後、米中対立や新型コロナウイルスの再流行などで、一時的に株価が大きく下がる局面があるかもしれませんが、結局はFRBと米政府があらゆる手段を使って、株の下落を支えるような追加の刺激策を打ち出し、数年後に振り返ると今よりも株高になっている気がしています。

アメリカ経済が自律的に回復できるようになるか、今の景気対策の悪影響が目立ってFRBと米政府が方針転換するまで、米国株には強気でいるつもりです。

この記事のポイント

  • 2019年も米中で対立が激化したが、結局はFRBの金融緩和のおかげで株価は大きく上昇した。
  • 2020年の新型コロナウイルス流行後はFRBに加えて、米政府も大規模な景気刺激策を打ち出して、世の中にマネーが溢れて株価を急速に戻している。金融と財政の政策が株価に与える影響はやはり大きい。
  • 今後は米中対立、新型コロナウイルス再流行、長引く景気低迷などで株価が大きく下げる場面があるかも知れないが、最終的には経済が自立的に回復できるまでFRBと政府があらゆる手を打ち出す可能性が高い。
  • FRBと米政府の景気支援策が続くまでは、米国株に強気で考えている。

まずは2019年も2020年も結局は、株価に強く影響を与えているのはFRBや米政府の緩和策だという点を振り返ります。

2019年の米中対立でも株価が上昇した要因は金融緩和


最近何かと騒がしい米中の関係ですが、まだ記憶に新しい両国の対立として、2019年の貿易協議のことを覚えている人は多いと思います。

2019年5月以降に貿易協議がうまく行かずに対立して両国共に関税を引き上げて、何度か大きく株価を下げる局面がありました。しかし、同じ年に行ったFRBの金融緩和した効果は大きく、米中対立がありながらもこの年の株価は大きく上昇しました。

米中対立がありながら上昇を続けた2019年のS&P500

年末には対立していた米中の協議が部分的に合意に至ったこともあり、終わってみればS&P500は年間で30%を超える大きな株価上昇となりました。

一時的に株価を引き下げるような米中の対立があっても、結局は一度発動させたらずっと効果を発揮し続けたFRBの利下げ(金融緩和)の力は大きかったと言えます。

2019年のFRBと米国株の動きについては、以下の記事でも解説していますので、お時間があればご覧ください。

2020年の新型コロナウイルス後は、金融緩和と景気刺激策で株価上昇


2020年は新型コロナウイルスの影響で、2-3月に株価は大きく下落し、歴史的な勢いで失業率が増加していますが、それでもこの記事を書いている5月の段階では、株価は一時期の低迷から大きく回復しています。

2020年のS&P500は3月までに多く下げたもののその後は回復傾向

2020年に急速に株価が回復している要因ですが、世の中に溢れたマネーの一部が米国株に回っているからだと考えられます。

以下2つの事実から考えると、FRBと政府の景気刺激策で世の中に大量にマネーが供給されたものの、まだ経済が本格的に始動していないので消費が伸び悩んで現預金が積み上がり、その一部が米国株に回って株価が押し上げられているように見えます。

  • FRBに加えて、米政府も大規模な景気刺激策を打ち出し、世の中に大量の現金を供給されている。
  • アメリカの経済活動は本格的には再開していないが、株価は上がっている。

2019年も2020年も様々なイベントで株価を大きく下げる要因がありましたが、結局はFRBやアメリカ政府の景気刺激策の力は強いようです。

長期間効果が続く刺激策

なぜ経済に大きな悪影響を与えるイベントがあっても、最終的には金融緩和や景気刺激策のプラスの効果が上回るかというと、悪影響のあるイベントは瞬間最大風速は大きくても、悪影響が一時的なものが多いからです。

一方で、FRBの金融緩和や米政府の景気刺激策は、景気が本格的に回復するまで長期間続けられる可能性が高いです。悪影響のあるイベントよりも最大瞬間風速は弱くても、長時間効果を発揮することで、最終的にFRBや米政府の策のプラスの効果が上回ります。

新型コロナウイルスによる経済への悪影響は甚大なので経済の本格回復には数年時間がかかるかも知れませんが、結局はFRBと米政府の策のおかげで、数年後の米国株は今よりもずっと上昇している可能性が高いと考えています。

ちょうど2019年のS&P500の株価のように、途中で何度も下落はするものの、最終的には今よりも高い株価になるイメージです。

まとめ


「今後の数年間で、何か1つだけ投資の注目ポイントをあげよ」と言われたら、米中対立でも新型コロナウイルスの再流行でもなく、FRBと米政府の景気対策がいつまで続くかだと思います。

もちろん、今後ますますの米中両国が対立を深めたら株価も下落するでしょうが、私は短期間で株を売買する投資家ではないので、発言や態度がコロコロと変わる政治に付き合って投資を柔軟に変えていくつもりはありません。

また、私は医療や感染症の専門家ではないので、有力なワクチンの登場に機敏に反応して投資できる自信はないです。ワクチンの存在は大事ですが、投資の行動を決める1番の注目ポイントにはしていません。

今後も様々なイベントで株価が下がるかも知れませんが、FRBの金融緩和と米政府の景気対策は、「経済が本格的に回復する」か、「景気刺激策の悪影響が出てくるまで」続くと思われるので、FRBや米政府が方針を転換するまでは米国株に強気でいるつもりです。

「景気刺激策の悪影響が出てくるまで」といいましたが、具体的にはインフレか株のバブルかです。どちらについても問題にするほどの状況ではなく、FRBや米政府の口から懸念点として大きく取り上げられていないので、まだFRBや政府が方針を転換する心配をする必要はなさそうです。


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