FacebookとInstagramのダウンロード数が減少
FacebookとInstagramのアプリのダウンロード数が減少していると、バンク・オブ・アメリカのアナリストがレポートを出しています。
Faceookはアメリカ人の80%、Instagramは51%が使用しているソーシャルアプリなので、ダウンロード数(ユーザ数増加)が減少していてもおかしくないです。
また、既に7月に発表されていたDigital 2019のレポートでもFacebookのアクティブユーザ数の減少が見られてたので、ダウンロード数が減っていることは知っている人は知っているニュースなのですが、Instagramも減っているのは少し驚きです。
バンク・オブ・アメリカでのレポートでは、ダウンロード数減少の原因や、facebookの売上への影響については触れていませんでした。株主としては、ダウンロード数の変化が売上減速に影響しないか気になるところです。
次のfacebookの決算では、売上成長にいつも以上に注目することになりそうです。
バンク・オブ・アメリカのレポートのポイント
バンク・オブ・アメリカのレポートによると、TwitterやSnap、Pinterestなどの他のソーシャルメディアのダウンロード数が増加している中で、FacebookとInstagramは減少しているようです。
バンク・オブ・アメリカのレポートのポイントをまとめると以下の3点です。
- Facebookアプリのダウンロード数は、2019年第3四半期で前年比マイナス15%。
- Facebook傘下のInstagramのダウンロード数は同マイナス4%。
- ただし、他のソーシャルメディアアプリのTwitter, Snap, Pinterestは同じ時期にダウンロード数が増加。
既にアクティブユーザ数も頭打ちになっていたアメリカ市場のFacebookとInstagram
ただし、これがすぐさまfacebookの売上減少につながるかというと、売上成長の鈍化はしても減少はまだまだ起こりません。
2019年6月には既にFacebookとInstagramと合わせたアメリカでのアクティブユーザ数の減少が報告されていましたが、Facebookはその他アプリやユーザも抱えて、なおかつアメリカ以外でも世界的に展開しているため、直近の決算でも+27.7%で売上は拡大しています。
アメリカで見られるFacebook社アプリのアクティブユーザ数減少
Digial 2018ではFacebookのアメリカでのアクティブ数は2.3億でしたが、最新のDigial 2019の資料を見てみると、Facebookアプリはアメリカで2.1億人に減少しています。
また、Instagramも2018年ではアメリカで1.1億人のアクティブユーザを抱えていましたが、7月発表のDigital 2019では1.2億人と小幅な増加にとどまっていました。
このDigital2019は7月時点に発表された資料なのでユーザ数の微増が見られましたが、その後バンカメのレポートでダウンロード数の減少が報告されています。
まだFacebook社は売上成長を続けていますが、収益の柱のアメリカでアクティブユーザ数の減少とダウンロード数の減少が起こっていることは、明らかな懸念材料です。次のFaceook決済で、売上成長に変化がないか注目です。