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米国株上昇の一方で、低調な決算が続いた10月【22年10月振り返り】

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10月が終わったので、1ヶ月の振り返りの記事を書いていきたいと思います。

この1ヶ月の米国株は上昇しましたが、それでも各社から発表される決算を見てみると調子を落としてる企業も少なくなかったです。特に大手ハイテク企業のいくつかは10-12月期に低成長の業績見通しを発表するなど、陰りが見えます。

10月の株価上昇はまだしばらく続くかも知れませんが、株価をささえる景気や業績と言った足腰は弱っている印象を受けた10月でした。

この記事のポイント

  • 10月は米国株が2%以上が何日も見られるなど、調子が上向いた1ヶ月だった。
  • しかし、10月後半から始まった決算シーズンでは大手ハイテク企業を中心に低調な決算が続いた。
  • 業績の低迷は一部の企業や業界にとどまっているが、他業界に波及すれば金融引き締めに続き、S&P500を下落する要因になりうる。

10月後半に見られた株価上昇


この1ヶ月、特に10月後半からの米国株はかなり好調でした。

9月末は年初来の安値を行き来していたのですが、たいぶ息を吹き返しています。ただ、基本的にはこの上昇は弱気な相場の中での一時期な株価の回復だと思っています。

市場では、そろそろFRBの利上げペースが和らぐ期待はあります。

しかし、利上げペースが和らいだ後に2%にインフレが静まるのが先か、それとも高い金利の下で企業利益予想が悪化するのが先か(株価が下がるのが先か)と言われれば、遅れて反応しやすいインフレ率よりも将来を織り込んで変わっていく企業利益予想の悪化のほうが先に訪れると思っています。

だから、一時的に株価が好調な時期が1-2ヶ月あったとしても、結局は景気後退が来るまでインフレと金融引き締めは終わらないと考えています。

大手ハイテクは10-12月期に低成長の見通し


10月の決算期では大手ハイテク企業が少し気がかりな決算を発表していました。

7-9月期の業績はまだしも、10-12月期では次々と低調な業績見通しを示しています。

>>アマゾン、次の決算では売上成長率わずか2%か【22年7-9月期決算】

>>マイクロソフト、次の決算で売上成長率はわずか1%へ【22年7-9月期決算】

売上見通しの下限はマイクロソフトは前年比1%、アマゾンは前年比2%とかなりの低水準が続いています。

ドル高を理由にしている人もいて「利上げが収まれば、大手ハイテク株に風が吹く」という意見も見かけましたが、ドル高だけが原因ならこれほどの低成長にはならないので、警戒しておいて良さそうです。

まだ他の業界は利益予想は強いので、12ヶ月先のS&P500全体の一株利益予想は夏場のピークから5%しかさげていませんが、これが他の業界に波及すると少し厄介です。景気後退が起こると企業利益の下方修正は10%から20%程度は起こり、それにより株価は下落しやすくなります。

資産状況

さいごに10月末時点の資産状況をメモしておきます。

資産額は$359,121(約5300万円)になっています。前月からは300万増加し、2022年になってからのリターンはドルベースでマイナス36%です。

この資産額には米国株の含み益20%分、暗号資産には含み益の55%は税金で取られるものとして除いてます。

税引前の資産額は$404,325(約6000万円)になっています。

2014年からの株資産推移

2014年の株資産の推移はこちらです。2018年9月以降は追加で入金していません。

上の図では直近のリターンが分かりにくいので、2020年以降のリターン(年初来リターン)の推移を拡大すると次のようになります。

上のグラフでは含み益にかかる税金をリターンから除外しているので、リターンは低めに算出されています。

資産構成

保有銘柄

このページの最後に、保有銘柄の一覧表を掲載します。

銘柄 シンボル 評価額(ドル)
ビットコイン BTC 186610
現金 107012
ノボノルディスク NVO 48405
イーサリアム ETH 6259
マクドナルド MCD 4923
P&G PG 3110
コカ・コーラ KO 2801

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