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投資家の中で警戒感が膨らんだ10月【21年10月振り返り】

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10月も終わったので、一月の振り返りをしたいと思います。

10月末で資産額は$643,486(7350万円、年初来+55%)になっています。

前月からは約1220万円増えて、月末の資産をしては過去最高を記録しました。2021年半ばに落ち込んでいたビットコインやイーサリアムの価格が回復したので、資産も息を吹き返した感じです。

このビットコインやイーサリアムについては、12月か1月にも(少なくとも一部は)売却の予定です。売却後はどのような投資をするのか少し悩みますが、アメリカの経済の状態を見てじっくりを決めていこうと思います。

10月は米国株も経済も少し変化が見られたので、この記事で振り返っておきたいと思います。

この記事のポイント

  • 10月前半で米国株の調整(9月から続いていた一時的な株価下落)は終わった。
  • 今後もこのような調整はたびたび起こるが、株はまだしばらくは上昇すると個人的には見てる。
  • ただ、市場の投資家に2022年6月利上げ予想が広がり、一部にはアメリカの景気減速を見込む動きが見られた。
  • 私の考えでは、2023年か遅くとも2024年の30%の株価下落がある恐れがあると警戒している。今から長期の投資をしても期待リターンは高くない。

9月から続いた株価下落は一旦終了


9月から米国株は少しばかり下落する日が続きましたが、その株価下落も10月初めには落ち着いた模様です。

まだ株価の下落が続いている時期に以下の記事でも書きましたが、この下落はアメリカの長期金利の上昇によるものだと思っています。

(長期金利が上昇すると、株価には下落する力が働きます。)

>>まだしばらく投資先は株で良いと思っています(9月29日記事)

2022年にはアメリカの政策金利の引き上げが控えているので、今後も長期金利も上がりやすく、S&P500などの米国株指数も一時的に下落する動きがこれからもあるかも知れません。

しかし、前回の2016年からの利上げ時と同じように株価も動くなら、金利の上昇で一時的に下落する時期があるかも知れませんが、結局は一時的な下落を乗り越えて緩やかに株価は上がるのだろうと思います。

私はまだ2022年半ばくらいまでは一時的な下落をしながらも、なんだかんだ株価は上がるのだろうと思っています。

雲行きが怪しくなってきたアメリカの経済


現時点で私は「少なくとも2022年半ばくらいまで」は米国株は上昇すると思っていますが、それ以降はかなり警戒がいると思っています。

昨日の記事でも書きましたが、アメリカでは既に実質GDPの成長率が弱まって景気は思ったよりも良くないことが明らかになってきています。

>>2021年第3四半期に減速を見せた米GDP成長率(10月31日記事)

正確には、インフレを含めたGDP(名目GDP)では高い成長率を記録しているのですが、想像以上に高いインフレ率が長く続いているので、インフレ率を差し引いた後のGDP(実質GDP)では成長が大きく減速して見えています。

早い話がインフレ率が高いせいで、消費が大きく伸びてもインフレにわずかに勝てている程度になってしまっているのです。

このために、「インフレを抑えるために2022年6月にも政策金利の利上げが始まる」と投資家たちは考えているようです。

>>米テーパリングは11月開始、利上げは来年6月が有力(10月18日記事)

政策金利の引き上げが続けば、インフレは抑えられますが、景気も冷え込むことになります。

なので、気の早い一部の債券投資家は不況に強い30年国債を買って、次の不況に備える動きも見られています。

>>景気の減速を織り込むアメリカの債券投資家(10月30日記事)

株式投資家は債券投資家ほど不況の兆しに前もって準備しないので、まだまだ株価の上昇は続くと思いますが、その上昇はもってあと約1-2年だろうと私は思っています。

2023年、遅くとも2024年には米国株は30%程度下落するような展開は十分あるような気がしています。

>>中長期の米国株投資家にとっては、すでに注意が必要な時期に来ている(10月17日記事)

資産状況


2021年11月1日時点のポートフォリオを公開します。

資産額は$643,486(7350万円)になっています。2021年になってからのリターンは+3050万円(+54.6%)です。

この資産額には米国株の含み益20%分、ビットコインには含み益の55%は税金で取られるものとして除いてます。

税引前の資産額は1億650万円で、2021年のリターンは+5160万円(+80%)です。

2014年からの株資産推移

2014年の株資産の推移はこちらです。2018年9月以降は追加で入金していません。

上の図では直近のリターンが分かりにくいので、2020年以降のリターン(年初来リターン)の推移を拡大すると次のようになります。

上のグラフでは含み益にかかる税金をリターンから除外しているので、リターンは低めに算出されています。

資産構成

保有銘柄

このページの最後に、保有銘柄の一覧表を掲載します。

ただし、これだけではどういう目的でそれぞれの銘柄を保有しているかが見えにくいのです。各銘柄の投資の意図を知りたい方は、こちらの記事で解説しました。ご興味あればのぞいてみてください。

銘柄 シンボル 評価額(ドル)
ビットコイン BTC 398671
ノボノルディスク NVO 48864
イーサリアム ETH 27531
アルトリアグループ MO 21570
中国株ニューエコノミーファンド CXSE 18863
現金 17822
デジタルタービン APPS 16250
アリババ BABA 14185
バイドゥ BIDU 12330
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ BTI 12327
JDドットコム JD 9821
ピンデュオデュオ PDD 7114
ジョンソン&ジョンソン JNJ 5198
マクドナルド MCD 4493
ボーイング BA 4348
ウォルト・ディズニー DIS 3644
P&G PG 3271
FUTU FUTU 3211
フェイスブック FB 3191
ウォルマート WMT 2869
コカ・コーラ KO 2654
3M MMM 2367
アメリカンエキスプレス AXP 1566
ビザ V 1039
ウェルズファーゴ WFC 479

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