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アメリカの景気の先行きが悪化した1ヶ月【22年11月振り返り】

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2022年も残り1ヶ月になりました。今月も新しい月がやってきたので、前月の振り返りをしていきます。

この1ヶ月で今後のアメリカの経済の見通しがたいぶスッキリしたように思います。

2023年にアメリカのインフレは2%にはすぐに戻らないものの、緩やかに低下を続ける。インフレが再加速する恐れはゼロではないが、2023年のどこかで起こる景気後退でインフレは下がり、金融引き締めが終わるというものです。

この記事のポイント

  • アメリカの今後の景気後退の確率が増した1ヶ月だった。
  • 債券投資家は景気後退を意識して長期米国債を買い、利回りは低下に転じた。
  • 米国株は直近2ヶ月好調だが、景気の減速と悪化を見越して長期米国債への投資を開始した。

アメリカの景気の先行きが悪化した1ヶ月


この1ヶ月間で、アメリカに景気後退が近づいている空気をいくつも感じることができました。

景気に敏感な債券投資家たちは不況に強い長期国債を買い始めています。

また、11月のFOMCの議事録では1年以内の景気後退が起こる可能性は基本シナリオと同じくらい高いとハッキリとコメントしています。

FOMCメンバーは実質経済のベースライン予想に下振れリスクがあると引き続き判断した。そして、翌年(2023年)にかけて経済が景気後退に突入する可能性は、ベースライン予想が実現する可能性とほぼ同じくらいだと見ている。

>>【11月FOMC議事録】景気後退を意識し始めた人たち

アメリカの景気後退をかなりの精度で言い当てている景気先行指数を発表してるカンファレンスボードは、既に景気後退に入っている可能性もあり、2022年末から2023年半ばにかけて景気が悪化すると見ているようです。

景気先行指標は8ヶ月連続で下落した。経済は今景気後退に入っている可能性がある。(中略)また、景気後退は22年末頃から始まり、2023年の半ばまで続くだろう。

>>【10月景気先行指標】アメリカ経済の先行き、さらに暗くなる

今のアメリカは消費が強く景気後退の中にいるようには見えませんが、クレジットカードやローンで消費をしているので雇用が崩れだすと消費は減速すると思います。

今後数ヶ月は雇用統計の数字に注目したいと思います。

資産状況

2022年11月30日時点のポートフォリオを公開します。

資産額は$355,405(約4860万円)になっています。2022年になってからのリターンはドルベースでマイナス37%です。

この資産額には米国株の含み益20%分、暗号資産には含み益の55%は税金で取られるものとして除いてます。

税引前の資産額は$372,035(約5090万円)になっています。

2014年からの株資産推移

2014年の株資産の推移はこちらです。2018年9月以降は追加で入金していません。

資産構成

保有銘柄

このページの最後に、保有銘柄の一覧表を掲載します。

保有額の大きなビットコインは売ると大きな税金がかかるので、売らずに長期保有を続けています。また、2023年の景気後退は起こることは不可避で問題はいつ起こるかのように思えたので、不況に強い長期米国債が買われることを想定した投資をしています。

銘柄 シンボル 評価額(ドル)
ビットコイン BTC 173359
超長期米国債 TLT 127883
現金 49012
イーサリアム ETH 5153

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