加速するインフレ、いよいよ始まった利上げ。動きのあった1ヶ月【22年3月振り返り】

今年も桜がきれいな季節がやってきました。3月が終わったので、この1ヶ月の振り返りの記事を書いていきたいと思います。

記事の前半ではこの１ヶ月のアメリカ経済の動きを振り返り、後半では私の資産について触れます。

資産は円安のおかげもあって前月よりも450万円増えて6450万円になりましたが、年初来のリターンは未だにドルベースでマイナス7%とS&P500に負けています。そろそろ好転してほしいところです。

この記事のポイント

1ヶ月間のアメリカ経済と市場の流れ

この1ヶ月間は本当にいろんな出来事がありました。

アメリカのFRBは3年ぶりに政策金利を引き上げ、コロナ流行開始時から続いていたゼロ金利政策はとうとう終わりを告げました。

この背景にあったのは、アメリカで40年ぶりに高騰している物価の上昇です。

この著しいインフレを抑えるために利上げが始まったのですが、今までに公表されているデータにはウクライナ戦争後の原油高が反映されていないので、これからしばらくは高い物価上昇は続くのは間違いなさそうです。

なので、3月から始まった利上げはまだ入り口に過ぎず、これから政策金利は急上昇していく展開が待っているようです。

22年4月1日現在の市場による政策金利の引き上げ予想を見てみると、これから3回連続で一気に0.50%ずつ急な利上げをしなればならないと見ているようです。

利上げが進めば、割高な株を中心に株価には下落圧力がかかるので、2022年1月と2月に見られたような米国株の下落が年内にまたどこかで起こるのだろうと思います。

市場は景気後退を予想

原油高がインフレをお仕上げて景気を悪化すると見ているのか、利上げが景気を冷やすと見ているのかわかりませんが、いずれにしろ世の中の投資家はアメリカで近い将来に景気後退(不況)が起こると見ているようです。

10年米国債の利回りから2年米国債の利回りを引いた値がマイナス(逆イールド現象)になると、その後の数年以内に景気後退が起こることが知られているのですが、3月29日にはわずか+0.001%にまで下がる場面がありました。

もはやこの景気後退のシグナルの点灯は秒読みの段階に入っています。

ただし、次の記事でも調べたように逆イールド現象が発生してから、平均15ヶ月(分散9ヶ月)は株価はピークをつけない(景気後退前の大きな株価下落がはじまらない)ことがわかっているので、今すぐ米国株から撤退することはせずに、このアメリカの景気終盤に気長に付き合おうと思っています。

2022年3月31日時点の私のポートフォリオを公開します。

資産額は$529,700(6450万円)になっています。2022年になってからのリターンはドルベースでマイナス7%です。

この資産額には米国株の含み益20%分、暗号資産には含み益の55%は税金で取られるものとして除いてます。

税引前の資産額は$724,450(8830万円)で、2022年のリターンはドルベースでマイナス6%です。

2014年からの株資産推移

2014年の株資産の推移はこちらです。2018年9月以降は追加で入金していません。

上の図では直近のリターンが分かりにくいので、2020年以降のリターン（年初来リターン）の推移を拡大すると次のようになります。

上のグラフでは含み益にかかる税金をリターンから除外しているので、リターンは低めに算出されています。

保有銘柄

このページの最後に、保有銘柄の一覧表を掲載します。

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