米国株の変調の中で考えたことまとめ【2020年2月振り返り】

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2月が終わったので、1ヶ月の振り返り記事を書いていきます。

今回のテーマは「米国株が勢いよく下落する中で、考えたことのまとめ」です。

以下、2020年1月の振り返りの記事では「変調の兆しが見えた」と書きました。米国イラン対立や新型コロナウイルスなどの新たなリスク要因が浮かび上がったのですが、まだ株価には影響を与えていなかったので、「変調の兆し」と表現していました。

それに対応させるなら、2月は「変調が訪れた」と言えます。

新型肺炎は中国から世界に広がり、アップル、マイクロソフト、マスターカード、ペイパルなどの大手企業も次々と1-3月期の売上目標の達成が難しい発表をしました。新型コロナウイルスのリスクが株価に織り込まれる形で、米国株は勢いよく売られています。

特に2月の最終週のS&P500の下落率は大きく、2008年の金融危機以来の12%を記録しています。

こうした荒れた展開が続いたので、今後の米国株はどうになるのか、どんな投資をしたらいいか考える良い機会になりました。

この記事では、毎月の振り返りとしての資産の推移だけでなく、「米国市場が今後何を材料に動くと予想するか」、「この環境で私はどんな投資をしようとしているか」の現時点の考えをまとめておきます。

この記事のポイント

  • 2月末時点の資産額は、ほぼ前月と変わらなかった。2019年から守りのポートフォリオを組んで、心理的も準備できていた。
  • 市場が下落したが、2020年に米国株が上がる予想は変えていない。新型コロナウイルスで一時的に経済は大きなダメージを受けても、「利下げ」と「新型コロナウイルスが収束」の2つが揃えば、米国株は上昇するはず。
  • 新型コロナウイルスはそのうち収束するが、景気後退シグナルが出ている点が気になる。次の景気後退では、政府が赤字覚悟で景気対策をする結果、インフレが進む可能性がある。
  • 引き続き、景気後退に備えたポートフォリオをベースにしつつも、ドルのインフレに強い資産の金・不動産・仮想通貨のうち、2021年まで上昇が見込めるビットコインに一部追加投資した。

2020年2月末の資産は前月とほぼ変わらず

資産額は275,465ドルで、2,978万円でした。前月とほとんど変化はありませんでした。

2014年からの株資産推移

もともと米国債や金などの米国株の下落に強い資産をいくらか持っていたので、2月の株の急落でも、資産がわずかに資産額が減った程度ですみました。

2020年に新型コロナウイルスが流行ることは予想外の出来事でしたが、2019年11月から「年末年始にかけて10%程度の下落があるかも」とブログでも書いていたので、心の準備はできていました。

>>【米国株】ダウ歴代最高値更新、株は一時的な調整をしながら高値へ。

また、2月の株の急落前にはやはり少々株価が高いなと感じて、この状況で株に投資をしてもたいしたリターンを生まないと言っています。

こうした警戒から、株の購入を控えたり、安全資産の国債や金を保有したままにしていたので、今回の株価調整は特に影響なく平穏に見ていられました。

3月はFRBの利下げ効果と新型コロナウイルスの恐怖の綱引き

今後の米国株の展開ですが、3月からは急落している米国株が下げるかを探っていく展開になる気がします。

今後の米国株の展開

  • ステップ1:利下げで株価が下げ止まり、落ち着く。
  • ステップ2:利下げに加えて、新型コロナウイルスが収束されれば、株価が力強く上昇する

金利を引き下げれば、株価にはプラスに働きます。3月からは、利下げのプラスの効果と、新型コロナウイルスの経済へのマイナスの効果がどちらが大きく株価に影響するかの綱引きになるはずです。

すでにFRBは金利の引き下げを示唆する声明を発表したので、3月上旬から株が下げ止まるか、それでもだめなら3月17-18日に開かれる金利を決める会議FOMCで、株価が下げ止まるかが短期的な焦点になりそうです。

3月から株価が下げ止まるのか、更に株価が下がってさらに大幅な利下げが必要になるのか、注目していきたいと思います。

また、利下げだけでは株価の上昇は限定的だと思いますが、金利が下がった状態で新型コロナウイルスが収束すればおそらく強い株価上昇が来るはずです。

2019年がまさにそういう展開でした。米中貿易戦争で製造業の景気が悪化していた中、3回の利下げに加えて、米中が部分的な合意にいたった2019年10月以降に株価の本格的な上昇が見られました。2019年と似た展開が2020年にも起こりそうな予感がします。

今後の投資について

「株が2020年に上昇すると考えているなら、12%下落した今、株を追加購入すばいいのでは」と思うかも知れませんが、しばらくは私はこれ以上比率を増やさないことにしています。

株の買い増しをしない理由は、景気後退のシグナルの逆イールド現象が発生しているので、新型コロナウイルス収束後に株価が上がっても、その株の上昇の先に景気後退の大きな谷があるのではと警戒しているためです。

このあたりの話はこちらの記事で詳しく解説しました。

ちなみに、次の不況では、ゼロ金利まで利下げしても景気が回復しない場合、政府が赤字覚悟で回帰刺激策を打たなければならなくなります。その場合に恐ろしいのは、米国でインフレが進んでドル資産(米国株・米国債)が下落することです。

私の資産はほとんどがドル資産なので、これは脅威です。

上の記事の中で、最高値を更新している米国債の一部を売って、インフレに強い資産(金・不動産REIT・仮想通貨など)に投資すると話をしましたが、色々と考えた結果、金は既にもっているので、購入対象はビットコインにしました。

ビットコインは2021年末までは上昇が見込めると思っています。ビットコインには4年周期で価格が動くことを以下の記事でお話しましたが、周期を見る限り、2020年前半はビットコインを仕込む最適な時期です。

今回実施したビットコインの投資は2021年までです。2021年末には投資した金額だけを回収予定です。

2021年末に損が出ていたら目論見が外れたと思って、全額撤退。もしも運良く利益が出ていたら、投資した分を回収して残った利益の分(あぶく銭)のビットコインは”忘れたフリ”をして永久保有です。

もしも利益が残った場合は、投資した金額は回収済みで、残ったビットコインはあぶく銭なので、2022年以降はどんなにビットコインが下がっても痛くもかゆくもありません。

ポートフォリオの中でドルとは関係ない資産の割合を増やしつつ、ビットコインが将来的に価値が増えるかも知れない未来に対して、「どれだけ価値が下がっても痛くないあぶく銭」で投資できるようになればと思ってビットコインに追加投資しています。

各資産の保有目的

  • 米国株(30%):今後予想される米国株の上昇の恩恵を受けるための保有。
  • 米国債(35%):景気低迷時に米国株の急落から資産を守るために保有。
  • インフレ対策の金とビットコイン(35%):景気低迷後にインフレが発生する場合に備える。ただしビットコイン保有は2021年末まで。

2020年2月末時点の資産状況について

振り返りの記事は以上になります。今月はあれこれと投資のことばかり考えていた一ヶ月でした。

最後は2020年2月末時点の資産状況をメモして、この記事を終えたいと思います。

2014年からの株資産推移(再掲)

資産構成

保有銘柄

シンボル 数量 評価額($) 損益(%)
TLT 392 60881.5 6.03
BTC 6.38 54519.6 -15.15
IEF 350 41041.0 2.85
NVO 512 29762.6 58.53
IAU 1810 27276.7 5.16
DIS 62 7294.3 15.75
MCD 32 6213.4 104.13
FB 31 5966.6 47.41
AMZN 3 5651.3 126.61
GOOGL 4 5357.0 72.54
MA 16 4644.0 210.33
JNJ 34 4572.3 46.60
USD 4439.1 0.00
PG 25 2830.8 37.82
KO 50 2674.5 33.98
SBUX 31 2431.3 46.68
WMT 20 2153.6 33.91
MMM 14 2089.4 14.17
ACN 11 1986.5 34.19
V 10 1817.6 150.22
AXP 10 1099.3 25.06
WFC 10 408.5 -5.93
XOM 5 354.1 -10.36
合計 275465 11.3

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