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【2019年10月振り返り】わずかに減速したアメリカの景気拡大。

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10月も無事に終わったので、振り返りの記事を書いておこうと思います。

他の人から見ると「この振り返りの記事って一体何のために書いているの?」と思われるかも知れませんが、目的は1つです。数年後たった後で、2019年10月がどんな月だったのかをさらっと把握できるようにするために記録を残しています。

数年たったときに、2019年の景気を把握するに1ヶ月分のブログを全て読み返すのはかなり時間の無駄です。さらっと、簡潔に「景気の状況」「重要なイベント」「その時の自分はどんな資産をいくらもっていて、何を考えていたか」をメモしておきたいと思って書いています。

2019年10月の全体的な景況感

アメリカは景気の拡大ペースが少しだけ低下した恐れがあります。もう少し正確に言えば、2019年10月の景気が低迷したのではなく、10月に発表された9月アメリカの経済指標の結果がいまいちでした。

以下、重要な指標の結果をまとめたものですが、見事に大半が予想を下回りました。

19年9月米経済指標 景況感 実体経済
予想より悪い ISM製造業指数
ISM非製造業指数
ADP雇用統計
生産者物指数
小売売上高
鉱工業生産指数
耐久財受注
適温 雇用統計
予想より良い

一方で、2019年7-9月期のGDP成長率は予想よりもやや上回りました。おそらく7月8月は好調で、米中貿易で新たな関税が発動された9月にやや景気拡大ペースが落ちた気がしています。

一方で、日本では10月1日から消費税が8%から10%上がっています。庶民的にはこれは結構なダメージです。

また、11月1日に発表された日本の雇用統計を見ると2.2%から2.4%に失業率が上がっています。2.2%は過去2年間みても最も低い数字だったのですが、2.2%で底を打って上昇に転じるとなると嫌な展開になりそうです。

現時点でで景気が悪化する順番は、ドイツ、(ドイツ以外の)ヨーロッパ、日本、中国、アメリカだと私は思っています。なので、消費税増税後に日本の景気がどうなるのかは、少し気がかりです。

19年10月の主な動き

この動きは90年代後半に、景気後退にリスクが高まる前に早めに利下げをしたアラン・グリーンスパン時代のFRBの動きと同じです。結果、5年ほど景気後退時期を遅らせて、その間大きな株高の時代がやってきましたが、今のFRBパウエル議長もグリーンスパン氏に続いて、株高の流れを引き起こしたい狙いがあるよう感じています。

資産状況

現時点の資産構成です。FRBも利下げをして、かなり株の投資にとって良い環境が整っているように見えるのですが、私は万が一の景気後退に向けて、国債を中心にした保守的な資産で固めています。

ただ、本当に景気後退が訪れるようなら、もう少しだけ株を売ることを考えています。理想は【投資方針】次の不況を耐える新ポートフォリオを考案しました。で書いた資産構成なのですが、まだ株の割合がほんの少しだけ高くなっています。

以下は2014年からの資産の推移です。

最後に、保有銘柄も載せておきます。

シンボル 数量 評価額($) 損益(%)
TLT 583 82342.9 -3.79
IEF 420 47254.2 -1.32
NVO 512 28272.6 50.60
IAU 1810 26172.6 0.91
BTC 2.26 20605.1 -15.31
MA 36 9965.2 223.42
DIS 62 8055.0 27.82
FB 42 8049.3 63.57
GOOGL 6 7552.8 77.84
MCD 32 6294.4 106.79
AMZN 3 5330.0 113.73
JNJ 34 4489.4 43.94
PG 25 3112.8 51.55
KO 50 2721.5 36.33
SBUX 31 2621.4 58.14
WMT 20 2345.2 45.82
MMM 14 2309.9 26.22
ACN 11 2039.6 37.78
V 10 1788.6 146.23
AXP 10 1172.8 33.42
WFC 10 516.3 18.89
XOM 5 337.9 -14.48
USD 198.0 0.00
合計 273547 12.6

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