【中級者向け】おすすめな銘柄とその選び方。

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「株の投資の経験はある。アップルやマイクロソフトとか人気銘柄は買ったけれど、他に良い個別株がないか教えてほしい」という長期投資家の人に、おすすめな株を選ぶための判断基準をお伝えします。

初心者向けにおすすめ銘柄を教えてほしいという場合には、別途こちらの記事をご覧ください。

>> 【初級向け】おすすめな株と投資スタイル

インデックスの投資家の人には「なんだこの記事は個別株だけか」とガッカリさせてしまったかも知れません。ただ、私は個別株もインデックス投資も経験がありますが、どちらも一長一短なので、個別株もやってみると良いと思います。

インデックス投資だけしていると、株価指数を牽引しているアップルやマイクロソフトなどの好調な要因も見えづらくなります。インデックス投資はお手軽ですが、それだけだと経済を読み解く力を磨く機会が奪われるデメリットがあります。

なので、「自分はインデックス投資派だから個別株はやらない」と制限をつけず、両方やってみればいいのではと思います。

前置きが長くなりましたが、それでは本題です。

この記事のポイント

  • 他のライバル企業に真似されにくいビジネスを展開している株を選ぶ。(経済的な濠が深い企業の株を選ぶ。)
  • 有名投資家のバフェットも経済的な濠のある企業の株を選ぶことが大事だと言っている。
  • 経済的な濠が深い企業は、高い売上や利益を上げ続けることができる。長期的に投資した場合、高い株のリターンが期待できる。

経済的な濠が深い株を求めて

投資を始めると「配当が多い企業に投資したい」と考える人、「売上が急成長している企業に投資したい」という人など、投資家ごとに好みが出てきます。

でも、どんな好みを持っていたとしても「売上や利益が毎年上昇している」など株を選ぶときの判断基準に入れておきたい項目があります。売上と利益については、どんな投資家でも見ていると思いますが、個人的にはそれを同じくらい大事だと思っている判断基準があります。

ライバル企業に真似されにくいビジネスをしているかどうかです。

おすすめな銘柄選択の基準

  • 売上・利益が毎年成長していること
  • ライバル企業に真似されにくいビジネスをしていること
  • (あとは、配当3%以上とか投資家ごとにお好みの判断基準を加える)

有名な投資家バフェットは、真似されにくいビジネスを持っている企業のことを「経済的な濠のある企業」と呼んでいます。経済的な濠が深い企業なら、長期的に株価が上がりやすい傾向があるので、バフェットも購入する株の判断基準にしているくらいです。

なぜ経済的な濠をもつ企業は株があがるのか

「なんでライバルに真似されにくい企業の株は、長期的に上がりやすいの?」という疑問が出てきます。

仕組みはこうです。

真似されなければ、株価が上がる仕組み

  • 儲かるビジネスをしている企業の株は上がる。
  • ただし、普通は儲かる商売はライバル企業が次々参入して同じような商売を始めるので、売上も利益も落ちる。
  • でも、もしもライバル企業が簡単に真似できないような商売なら、長期間高い売上や利益を維持できて、株価は上がる。

経済的な濠を持つ企業の例:ティファニー

ライバルが簡単に真似できない仕組みを持つ企業の例に、宝石のティファニーがあります。ティファニーのブランド戦略はかなり際立っていて、ティファニーブルーと呼ばれる小さな箱に入れた宝石は他のブランドの何倍もの金額で売れます。

しかも、ロゴ入りのティファニーブルーの箱のデザインは他社が真似できません。見事に経済的な濠が出来上がっています。

このティファニーの株価を見てみると、30年間でおよそ80倍に上昇しています。100万円投資していたら30年で8,000万円なので、悪くないリターンです。

私も長年保有していましたが、ルイヴィトンのLVMH社に買収されて株が買えなくなるのが本当に残念な企業です。

経済的な濠が深い企業

ティファニーの成功例から、経済的な濠をもつ企業が見抜ければ株価が大きくなることを見てきました。

そうなると次なる課題は、ティファニー以外の経済的な濠が深い企業をどうやって見抜くかです。

ここからは投資家の眼力が問われるテーマなので、どうやって見抜くかに正解はありません。でも、経済的な濠を持っている企業に共通する5つパターンがあるので、5つのパターンを知ってパターンに当てはまるかどうかを判断するのが基本的な探し方になると思います。

経済的な濠をもつ企業のパターン

  • (1)ブランドなどの無形資産がある
  • (2)ネットワーク効果がある
  • (3)コスト優位性がある
  • (4)乗り換えコストがある
  • (5)市場規模が小さい

5つのパターンがそれぞれどういう特徴をもつ企業なのか気になるところですが、それを解説していると1記事分になるので、こちらのページで詳しく解説することにしました。この記事を読み終わった後に、ご覧ください。

また、上記記事には私がパターンに当てはまると考えている企業名を載せています。アップル、ディズニーのような有名企業から、UberやLyftなど一見まだ株価が不調に見える企業も経済的な濠がある企業としてあげています。

経済的な濠をもつと考えている企業

  • アップル
  • ディズニー
  • ティファニー
  • フェイスブック
  • アマゾン
  • eBay
  • Visa
  • マスターカード
  • パイパル
  • スクエア
  • マイクロソフト
  • アドビ
  • Uber(ウーバー)
  • Lyft(リフト)
  • AT&Tやベライゾンなどの通信業者
  • 製薬会社
  • タバコ業界

「戦略」の意味を見直す

おすすめな銘柄の判定基準の紹介と言いながら、ほとんどが「経済的な濠」の話に終止してしまいました。最後になぜ「経済的な濠」がそんなに重要なのか、私が勝手に思っていることを付け加えたいと思っています。

株の世界では「経済的な濠」と言われる特長は、企業の経営者や戦略コンサルタントの世界では企業がライバルに打ち勝つための「戦略」と呼んでいるものです。

企業戦略を優しく言いかえる、「ライバル企業とのいを攻するための作戦」のことを言います。

つまり、「経済的な濠」がある企業とは、企業戦略がしっかり成功してライバルとの戦いに勝てる状態になっている企業のことです。そういう企業は利益が高くでも当然ですし、株価が上がるものもうなずけます。

ティファニーの場合はきちんとしたデザイン戦略を持っていて、デザインを使って「ライバル企業に勝つ」方法を打ち出していました。

まとめ

経済的な濠がある企業を見つけるのは、インデックス投資よりも難しいかもしれません。ただし、経済的な濠がある企業を見つけるためのヒントはいつくかあります。

まず、重要なのは以下の5つの特徴のどれかを持っていることです。

  • (1)ブランドなどの無形資産がある
  • (2)ネットワーク効果がある
  • (3)コスト優位性がある
  • (4)乗り換えコストがある
  • (5)市場規模が小さい

そして、以外に有効に使えそうなヒントは、過去の株価です。

  • 長い期間、業界の株価の平均上昇率を上回っていること
  • もしくは、市場平均を長い期間上回っていること

企業の経済的な濠は長年効果が続きます。その企業が市場平均を長期間上回っているとすると、そこには経済的な濠が眠っている可能性も高いと思います。


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