2019年6月のFOMCでは利下げこそしなかったものの、今後の貿易戦争の展開によっては利下げも示唆する内容でした。
FRBは金利は据え置き、19年内は金利不変予想も声明で利下げをにじませる。
マーケットはこのFRBの対応を快く思ったようで、この日S&P500は2954ポイントをつけ、歴代最高値を更新しました。実に、2ヶ月ぶりの最高値を更新です。
正直言うと、こんなに簡単に歴代最高値を更新するとは思っていませんでした。2019年6月は既にS&P500は7%以上の上昇を見せていますが、記憶を掘り返せば、6月の初週までは中国とメキシコへの関税を巡ってS&P500も泥沼化していたんです。
展開が変わったのは、6月4日のセントルイス連銀総裁のFRBは利下げ検討が必要かもしれないとの発言からでした。さらには翌日のFBR議長の経済の様子を注意深く見て適切に対応するという、利下げに含みをもたせた発言が続いたことで、一気に市場が利下げ期待ムードに変わりました。
「米政策金利引き下げ、早期に必要になるかも知れない」セントルイス連銀が発言
FRBパウエル議長「米中央銀行は経済拡大のために適切に対処する」
利下げは株価にプラスに働くので、これから株高のラリーが始まった気がします。こんな展開が待っているなら、5月と6月初週の売却ももう少しだけ待ってもよかったかなと、ちょっと後悔しています。
次回の反省材料としては、「市場が利下げ期待から株価を戻すことがあるので、FRBが利下げを発動するまで売却は待つ」と残しておきたいと思います。
もしくは、もう一つの投資アイディアなのですが、こうした景気が不安定で株の値動きが読みにくい展開では、暴落待ちで待機している資金で債権の関連商品を買うのもアリなのかなと思い始めました。
既に5年ほど前に読んだバフェットの師匠のグレアムの本では、株と債権を保有しつつ取りつつ、不況時には債権比率を引き上げる投資を勧めていた気がします。
個人的にはあまり頻繁に売買を繰り返すのはしたくないのですが、暴落待ちの資金を現金で待機しているのももったいないので、何かしら有効な手立てがないか、調べて見る価値はありそうです。
調べた結果、良さそうであれば、ブログで情報を共有したいと思います。