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米国株のチャートで気になる下落の気配

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このページの要点は、「米国株のチャートを見ると9月や10月頃に米国株の下落がありそうな気配を感じる」ということです。

ただし、私は普段からチャートを読んで投資をしている人間ではないので、チャートを読む精度は高くありません。

そんな人の言うことなので、この文章の内容は「ふーん」という程度に聞き流すのがちょうどいいと思います。

何か不穏な空気が少し出ているけど、ちゃんとその空気を脱却できるかという視線で今週以降の数週間から1ヶ月を見るのもいいかもしれません。

この記事のポイント

  • 最近のチャートを見てみると、米国株が下落をする気配のようなものを感じる。その具体例をいくつか紹介する。

何か不穏な気配のある米国株のチャート

本題に入る前にこのページを読む注意点なのですが、私は普段はチャートを見て投資をすることはありません。アメリカ経済の「今後の景気の浮き沈み」「景気の底と天井」くらいだけを気にして、基本的に中長期的に投資をしています。

なので、これから書くチャートの分析は私の不得意分野です。ですが、そんな私でも少し気になる点があるので、順に見ていきます。

ラッセル2000のチャート

すでに多くの人も指摘していている通り、まず目につくのは、小型株のチャートの形が良くない点です。

アメリカの小型株指数ラッセル2000は、3月にアメリカで銀行破綻が見られたときと同じような形(三尊、ヘッドアンドショルダーズ)になっています。

下図の青線はラッセル2000の値動きですが、このチャートを見ていると3月の下落前と似たような形が9月までにできていることがわかります。

一方で、上のS&P500(オレンジ線)はラッセル2000ほどハッキリと悪い形にはなっていません。このことから、もしも下落が起こるなら、その原因は3月のような地銀の問題の再燃か、銀行ではない中小規模企業の社債/資金繰りの問題など、中小企業にダメージが大きな事態になると市場の投資家は見ているのかもしれません。

恐怖指数のチャート

あまり頻繁には見ていないチャートなのですが、久々にVVIX/VIX(恐怖指数変動率÷恐怖指数)を見てみると下落しそうな気配がでています。

次のグラフはVVIX/VIXとそのRSI(相対力指数)のグラフですが、どうも近年はVVIX/VIXが下落しているときには、米国株の大きな下落が見られます。

上のグラフでVVIX/VIXの下落が見られた2018年末の金融引き締めでは、S&P500は年末に20%の下落を経験しました。

また、同じようなVVIX/VIXの下落は2020年前半と2022年前半にも見られましたが、2020年3月の新型コロナや2022年の金融引き締めでS&P500が大きく下がったことはを覚えている人も多いはずです。

上のグラフを見ると、VVIX/VIXは最近になって下落トレンドが始まったように見えるので、これから数ヶ月の米国株は少し警戒をしたほうがいいかもしれません。

S&P500のパ値動きのターン

最後はおまけのような話です。

今のS&P500が、1987年10月のブラックマンデーの大暴落が起こる前に似ているという話を小耳にはさんだので株価の動きを重ねてみました。

上図を見ると、たしかに2023年になってからS&P500の値動きはブラックマンデーが起こる前に似ています。

ただ、こういうチャートの値動きは簡単に従来の動きと外れるので、最後のこのグラフはそれほど真に受けなくでもいいとも思います。

ここまで、いくつかのチャートが米国株の下落の気配が漂っていると言う話をしました。ただ、株の下落が起こるとしてもその規模は私にはわかりません。

9月は季節的に株価が下がりやすいと言われているので、下がったとしても例年通りのちょっとした下落が起こるだけかもしれません。

念のため下落に警戒しますが、下落があるかどうかだけではなくここに書いた不穏なシグナルが好転する兆しが無いかも見たほうがいいかもしれません。


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