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マイクロソフト、1兆円規模のクラウドプロジェクトを米国防総省から受注。

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アマゾンとのコンペの末、マイクロソフトが1兆円のクラウドプロジェクトJEDI(ジェダイ)を受注しました。

どこかのスターウォーズに出てきそうな格好いい名前ですが、アメリカ国防総省が進めるプロジェクト「JEDI」のことです。この1兆円超えの大規模プロジェクトを巡って、受注企業を巡ってアマゾンかマイクロソフトが争っていました。

プロジェクト・ジェダイとは

そもそもプロジェクトジェダイって何、という人も多いと思いますので、簡単に紹介します。

プロジェクト・ジェダイは、古くなったアメリカ国防総省のシステムをクラウドサービスを使って刷新するプロジェクトです。クラウドサービス各社は、クラウド上でさまざまなAIサービスを展開しており、国防総省としては、今回のシステム刷新でAIの活用を加速させたい狙いがあります。

このプロジェクトの意義については、「われわれの軍が人工知能(AI)を含む最高の能力を有し、世界で最も強力な軍であり続けることを確実にする」ものだと、エスパー国防総省長官が発言している通りの熱の入れようです。

また、注目の理由はその大規模な予算金額です。複数年の総額で100億ドルに達すると見られており、1兆円超えのこのプロジェクトを受注するために、クラウドベンダー各社が熱の入った準備を進めてきました。

プロジェクト・ジェダイを巡るクラウドベンダーの競争

このプロジェクトジェダイの受注企業に名乗りを上げていたのは、クラウドサービスを提供するアマゾン、マイクロソフト、グーグル、オラクル、IBMの5社です。

しかし、このプロジェクトに真っ先に降りたのはグーグルでした。5社の中では、AIの分野で他社をリードしているグーグルですが、2018年にAIに関わるガイドラインを発表し、「武器や人の殺傷、そうした行為を助長する目的」にAIを使わないことを会社として宣言し、プロジェクトJEDIの入札からも辞退しました。

2019年4月には、オラクルとIBMは要求事項を満たさないとして国防総省が候補から外したことを発表し、残るはアマゾンとマイクロソフトの中から、マイクロソフトが選ばれました。

1兆円は10年に渡って支払われるようなので、クラウドコンピューティング市場のシェアは一気に変わるわけではありませんが、マイクロソフトにとっては強い追い風が吹きそうです。

2019年2Qのクラウド市場

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