今後の投資の大方針。米国債を中心に据え、米国株投資の機会を伺う。

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米国株を持ちながらも、国債中心の投資へ

2010年代は株さえ持っていれば良い時代でした。しかし、これからはそんなに簡単には行かないと考えています。

今までは歴史上にまれにみる低金利や量的緩和で、株投資にとって最高の環境が続いていましたが、すでに日本でもその効果が薄れているようにアメリカでも効果が見えにくくなるからです。

今後の投資の大方針ですが、次の景気後退から数年ほどは、米国株に投資をしながらも米国債をメインにしようと思います。

今後の投資方針

  • 米国株を持ちながら、米国債を中心に投資資金を振り向ける。
  • ただし、アメリカ政府が大胆な財政政策(減税・バラマキ・最悪戦争を含む)を開始した場合には、株中心の投資に切り替える。

アメリカの歴史を振り返ると、これが最適な行動に思えたからです。

1929年ウォール街の暴落とリーマンショックの共通点

歴史は繰り返されるとよく言います。

リーマン・ショックは100年に1度の不景気と言われましたが、約100年前には何があったかを見てみると1929年のウォール街の大暴落をきかっけに始まる世界大恐慌がありました。

ダウ平均が1929年の最高値から89%も下落した世界恐慌に比べると、株価が半分になったリーマンショックなんて可愛いものですが、アメリカの歴史の中もめったに見ることがない、政策金利ゼロに近い水準まで金利を引き下げることになった点は共通しています。

2010年代と似ている1930年代のアメリカから今後の投資を考える

そして、大きな株価下落から何年経っても元の金利を水準に戻せずに、次の景気後退を迎える様子も、似ているかも知れません。つまり、アメリカや世界がこれから迎えようとしている景気後退は、ウォール街の大暴落後の1937年から始まった景気後退と状況がとても良く似ていると思っています。

この1937年から下落した株価は、1941年にアメリカが世界第二次大戦に参戦して、軍事費という形で政府から民間企業に大量にお金が供給されるまで続きました。

私は次の景気後退でも、戦争はしないまでも大規模な政府のお金が企業や国民に供給されない限り、アメリカの景気は力強く浮上しないと考えています。

1929年のウォール街の大暴落の影響で金利が低い状態のまま次の景気後退を迎えた1937年アメリカも、バブル崩壊の影響で金利ゼロでリーマンショックを経験した日本もそうであるように、大不況の次の景気後退は中央銀行の策だけでは乗り越えられていないからです。

そして、ここがこの記事で一番のポイントなのですが、1937年景気後退から1941年政府支出の拡大直前までの低金利時代は「国債」がもっともリターンをあげ、政府支出拡大してからは一転して今後は「株」が大きなリターンを上げています。

つまり、これから訪れる景気後退では国債でリスク回避して資産を守り、アメリカ政府が支出を急拡大させることが見えたら徐々に資金を株に移すことで、資産を拡大できると考えています。

1937年から始まった株価下落は41年に底を打った

1937年から始まった景気後退ですが、ダウ平均はどのような変化をしたのかを見ていきましょう。

ざっと下落率は47%です。さらっと言いましたが、これも1929年のウォール街の暴落に比べたら可愛いものですが、レベルとしてはリーマンショック級ですね。

そして、上の図でグレーになっているのが景気後退期を表しているのですが、注目なのは景気後退期を抜け出しても株価の浮上が鈍かった点です。1938年には景気後退期を抜けたしたものの、1941年まで株価の低迷が続きました。

不謹慎ですが、株価が浮上したのはおそらく1941年12月にアメリカが第二次世界大戦に参戦したことで、大量の国防費が軍事会社を中心に民間企業に供給されたためです。1942年上半期には株が底を打って、上昇しています。

1937年から1941年までは国債が買われた

株価が低迷していた1937年から1941年までの間に、買われていた資産は国債でした。

以下の図は、アメリカの10年国債の利回りを表していますが、1941年が利回りの底(価格はピーク)でした。

データはこちらを参照:10 Year Treasury Rate by Year

1941年以降は株が買われた

一方で、1941年以降にアメリカ10年国債が売られ始めると、今後は株価が上がり始めます。

結果論ですが、1937年からの景気後退では41年まで国債を保有し、42年からは株に徐々に切り替えれば資産を増やせたことがわかります。

1930年代と2010年代の違いで気になるのはマイナス金利の存在

さて、過去の歴史通りに未来が繰り返されるなら、まずは国債に投資して、政府が支出を極端に増やしたら株に切り替えれば良さそうと言うところまで分かりました。

しかし、問題は次の景気後退も過去のパターンを繰り返すかです。

というのも1930年と2010年は環境は似ているものの、大きく異なる点もあります。マイナス金利の存在です。

1930年代と違って、2010年代は世界中でマイナス金利の国債が発行されています。そうなるとゼロ金利の資産である金の価値が相対的にあがるため、後から振り返った時に金への投資を一番に考えるべきだったとなるかも知れません。

この場合も考えて、既に金への投資も始めており、また今後のポートフォリオでもわずかながら金を入れる予定です。

【投資方針】次の不況を耐える新ポートフォリオを考案しました。

金も株も一部を保有しながら、投資資金の大部分は米国債して、数年間に訪れるだろう米国株の投資チャンスの機会を待ちたいと思います。


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