コカ・コーラ好決算、2021通年の業績見通しも引き上げ【2021年7-9月期】

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かなり前の話になってしまいますが、先月コカ・コーラが2021年7-9月期の決算を発表していたので、この記事で触れておきたいと思います。

7-9月期のコカ・コーラの業績も良かったです。数字を見る限りは、インフレによる目立った悪影響もそれほど見られませんでした。

四半期での出荷量が2019年を初めて上回るなど、新型コロナの傷跡もだいぶ回復したように見えます。

この記事のポイント

  • コカ・コーラの2021年7-9月期は売上も一株利益も予想を上回った。
  • 業績が良かったため、2021年通年の業績見通しの引き上げも発表された。
  • 出荷本量が2019年をはじめて上回るなど、新型コロナの傷跡がまた一つ回復したことが確認できた。

好調だった2021年7-9月期の業績

コカ・コーラの2021年7-9月期ですが、売上も一株利益も事前のアナリスト予想を超える内容になりました。

  • 一株利益:.$0.65(予想$0.58)
  • 売上:$10.04B(予想$9.75B)

売上の成長率は前年比+16%で、コカ・コーラにしてはかなり高い数字になっています。

前年の業績が低調だったために、前年と比べた時の成長率が高く見えるのは確かですが、それでもちゃんとこの企業は成長をしているようです。

以下は、コカ・コーラの営業利益と前年からの成長率をグラフにしたものですが、金額も成長率も今期の数字は良好でした。

コカ・コーラの場合は、買収や為替の影響を除いたオーガニックセールスが高いかどうかで好調と不調を判断しますが、今期のオーガニックセールス成長率は前年比+14%と高かったです。

2018年や2019年は前年比+5%前後で推移していたことを見ても、今期の14%成長が高いことがわかります。

今期も決算の内容がよかったので、2021通年の業績見通しが引き上げられたのも良い点でした。

  • オーガニックセールス:前年比+13〜14%に引き上げ(従来:+12〜14%)
  • 一株利益:前年比+15〜17%に引き上げ(従来:+13〜15%)

出荷量で2019年をはじめて超える


今回の決算では、新型コロナウイルスが流行してから初めて出荷量が2019年を超えました。

コカ・コーラがパンデミックの傷跡から回復を示すデータがまた一つ増えたことになります。

今なお世界ではコロナの感染に苦しんでいる地域も数多くあるなか、コロナを振り返るのはまだ早いのですが、2020年からの業績の悪化はコカ・コーラの株主にとってはかなり不運だったと思います。

コカ・コーラのような企業は、通常は他の企業よりも成長率が低くでも、不況時でも売上がそれほど落ち込まない事が利点の銘柄だったはずです。

しかし、新型コロナウイルスによる不況では多くのレストラン・映画館・スタジアムでの飲食が禁止されたことで、不況では打たれ強かったはずのコカ・コーラの売上が苦しみました。

その結果、今回のパンデミック時(2020年1月から2021年10月)までのコカ・コーラ株のリターンは、S&P500に大きく負けてしまっています。

この時期だけ見ると、コカ・コーラ株は危機時の下落はS&P500と同程度な上に、その後の株価回復はS&P500に劣っていて、良いところがない状態になっています。

こうした背景が影響があったのか、以前はコカ・コーラを保有していた個人投資家が、S&P500やハイテク株に流れていく姿もいくつか目にしました。

しかし、今回のようなコカ・コーラらしからぬ大幅な業績悪化はケースは、新型コロナの感染予防対策の影響を受けた特殊な例だったようにも思います。

リーマンショック前後では確かにコカ・コーラ株は守りの銘柄として機能していました。

こうしたコカ・コーラのディフェンシブ能力は、今回の新型コロナでは発揮できませんでしたが、私はいつもの不況ならまだ有効だと思っています。


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