アリババ創業者ジャック・マーが残した若者へのメッセージ。

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ジャックマー、アリババの会長職を退く

アリババを創業して、20年。アリババの会長職を務める創業者のジャック・マーが、2019年9月10日で55歳の誕生日を迎えて、引退をしました。

インターネットショッピングサイトから始まり、電子決済のアリペイや、クラウドサービスまで手掛け、中国を代表する企業にまで育ててきたのがジャックマーです。

アリババの会長職を退いたジャック・マーは、かつて若者に向けて年代別にやるべきことをアドバイスしたメッセージがあります。

とても良い機会なので、ジャックマーが若者に向けて、話したメッセージをこの記事で取り上げたいと思います。

ジャックマーから若者へのメッセージ

“20歳になるまでは、よい学生でいなさい。いろんな経験を得るためです。

30歳になるまでは、誰かについていきなさい。小さい会社が良いです。大きな会社では、プロセスや処理を学ぶには適しているが、あなたは大きな歯車の1つになってしまう。しかし、小さな会社に行けば、情熱や夢を持てるようになり、同時に多くのことも学ぶでしょう。

だから、30になるまでで需要なのは、どこの会社に行くかではない、どんな上司についていくかだ。良い上司はあなたを変えてくれる。

もし起業家になりたいのなら、30代では「自分のために働きたいのかどうか」をハッキリと考えなければならない。

40代になったら、得意なことだけに集中しなければなりません。決して、新しい分野に行かないことだ。もう遅すぎる。成功するかも知れないが、死ぬ確率がとても大きい。だから、40代になったら、どうやったら自分の得意なことに集中できるかを考えるべきだ。

50代を迎えたら、若者のために働いてください。若者は、あなたよりもずっとできるからだ。彼ら・彼女らを頼り、投資をして、自信をつけさせなさい。

60歳になったら、自分のために時間を使いましょう。海辺の日光浴もいいでしょう。変化をするには、もう遅い。”

(ジャック・マー)

According To Jack Ma, This Is What Your Life Should Be Like Between 20 And 60 Years Old

「ずっと落ちこぼれだったのですが、諦めることだけはしませんでした」

賛否はあると思いますが、個人的には得るものが多い言葉だと思います。

ジャック・マーは決してもともと優秀ではありません。一度は大学進学を諦めて三輪自動車の運転手をしていたこともある人です。その後、「人生」(路遥著)という本に出会って、再度大学を志し、3浪してようやく定員割れの大学に進学した経歴を持ちます。

また社会に出る際も30社以上に全てに落ちたと言います。決して、順風満帆ではないどころか、かなりの壁にぶつかっても、諦めないタイプの人間だったようです。

2018年時の既にアリババを世界有数の企業にしたジャックマーは当時をこう振り返っています。

“30歳まで、ずっと落ちこぼれだったのですが、諦めることだけはしませんでした。機会があると思っていたのです”

近年のIT企業の創業者はスタンフォードだったり、ハーバードだったり最初から優秀な人が多いですが、そうではない人を見ると勇気をもらうものです。

ジャックマーがすんなり大学に行っていたら、すんなり就職活動できていたら、どこかで諦めていたらと考えたらキリがないですが、どこかの分岐点で違う選択をしていたら、ぜんぜん違う人生になっていたと思うと面白いです。

ただ生命を維持するだけなら、大きな社会の歯車でも、人に言われた仕事をしていても、得意でないことを毎日していても何も問題ありません。でも、それはきっと「生きている」とは言わないでしょう。

ジャックマーは、激動のインターネット黎明期を生きた人なんだと思います。

今まで、お疲れ様でした。これからは、ごゆっくり、海辺での日光浴をお楽しみください。