【投資銘柄考察】Amazon, Microsoft, Google。投資テーマはクラウド。

  • yuta 
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2019年1月から4月までは絶好調の展開が続いた米国株ですが、5月は米中貿易協議の難航を受けて雲行きが怪しくなっています。

2019年4月には景気後退の前触れのサインと言われている「逆イールド現象」が発生するなど、先行きに不安がある展開を見せているので、私は2019年は追加投資をせずに静観しているところです。

【解説】12年ぶり発生した景気後退シグナル、逆イールドとは何か。

しかし、米中の貿易協議の結果を受けて、想定外に早く景気後退局面が来た場合に備え、気が早いですが今後の購入銘柄を検討しました。

購入銘柄候補はAmazon・Microsoft・Google

購入する銘柄はAmazon、Microsoft、Googleです。今年これから買うとしたらこの3社がメインになると思います。優先順位もこの順番で行きます。

普段からIT銘柄によく触れている人はご存知かもしれませんが、これらはクラウドコンピューティングを代表する3社です。2018年4Q時点のクラウド市場シェア1位から3位の3社になります。

投資テーマはクラウド

インターネットにつながったコンピュータを利用するサービスの総称をクラウドと言います。実は、クラウドには数多くの種類があるのですが、多くの投資家が注目しているものとして、(1)ネットを使ってサービスを利用するSaaS型クラウドと(2)ネットにつながったコンピュータを利用してシステムを開発するIaaS型クラウドがあります。

Youtube動画や動画配信サービスのネットフリックスなどクラウド経由でサービスを直接利用するSaaS型のクラウド企業も、米国株の中でブームになった時期がありました。しかし、今後2-3年で私が注目しているのはSaaSではなく、クラウド経由でコンピュータマシンを使用するIaaSになります。

調査会社のガートナーによれば、このIaaSは2018年末から2021年末にかけて市場規模が2倍上に成長し、その成長率はSaaSを上回ります。

既に、IaaSクラウドコンピューティング事業で成功を収めているように見えるAmazonとMicrosoftですが、本当の市場の成長はこれから来ると考えています。

IaaSが拡大する理由

企業がビジネスをする上でコンピュータは欠かせないものになっているのは、当然の事実になっています。

そのコンピュータはマシンルームに大型コンピュータを購入するのではなく、これからはクラウドでコンピュータを契約してシステムを作る時代と言われていますが、2019年現在まだまだ企業の中枢を担うシステムはコンピュータルームの大型コンピュータで動いていることが多いです。

今まで企業のクラウド本格導入が進まなかった最も大きな理由は、クラウドコンピュータへの信頼にあります。最も顕著なのは、銀行の口座情報など絶対に守らなければならない情報は、社外のクラウドで管理せずに自社のコンピュータで管理したいという心理が働いて、クラウド導入に踏み切れないというものです。

しかし、2019年になりクラウドはこの問題を克服しつつあります。本当にデータや処理はクラウドに全ての情報を預けることなく、自社のサーバーとクラウドを併用する動き(ハイブリットクラウド)や、Amazonのクラウドが一時的に利用停止になってもMicrosoftのクラウドを使ってビジネスを継続するようなクラウドの併用(マルチクラウド化)といった使い方が成熟し、安全にかつ簡単に実現できる方法が確立されつつあります。

Googleが4月9日に発表したクラウドの新プラットフォームAnthosや、IBMが5月10日に発表した銀行向けクラウドソリューションは、まさにこうした新たなクラウドの使い方を、簡単にかつ安全に実現するためのサービスです。

なお、こうした最新のクラウド利用の最前線を知りたい方は、こちらの記事にまとめられていますので、ご参照下さい。
【10分で読める】クラウド後進国の日本企業が、アップデートすべき最新クラウド活用事情。

進むクラウド本格導入。米国防総省の大型案件も

こうした技術の発展もあり、今まで企業が躊躇していた中枢システムへのクラウド導入も一気に加速する見込みです。そして、実際に欧米の企業は積極的に動き出しています。

2019年に入り、AmazonとMicrosoftは自動車大手メーカーと相次いで、クラウドシステムの提携を結び、企業の中枢と言える製造システムのクラウド導入を促しています。

VWとAmazon、自動車業界向けクラウドで戦略的パートナーシップの合意へ。(2019年3月27日)

マイクロソフト、BMWと製造業用IoTソリューションのクラウド開発で提携。(2019年4月2日)

また、米国防総省は総額1兆円規模のクラウドを使ったシステム刷新を予定しており、AmazonとMicrosoftがその入札を巡って争っています。2019年夏にも受注企業が決まる見込みです。

AmazonとMicrosoft、ペンタゴンの1兆円クラウド事業入札で一騎打ちへ。(NEWS CARAVAN)

こうした企業の中枢システムへのクラウド導入は、まだまだ始まったばかりでこれから加速していきます。この時代の流れに対して、帆をいっぱいに広げて追い風の恩恵を受けられる企業に対して、投資をしたいと思います。