個人投資家でも勝てる勝負はどこにあるのか。

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短期的な市場を読む難しさ

FOMC直後の株式相場を見ていて思うのは、つくづくタイミングをみて投資をするのは、難しいなということです。

19年9月のFOMCではS&P500の株価をリアルタイムでちらちらと見ていてのですが、利下げは決定したものの今後の利下げの姿勢を見せなかったことで、株価が下落したところまでは理解できました。

「うむ。今回の利下げだけじゃなくて、次回以降の利下げの確約も欲しかったのか。市場も欲しがりだなあ。」くらいに思っていました。

しかし、その後なにゆえスルスルと株価が上昇して、最終的に前日比プラス圏にまで推移したのかはわかりませんでした。

短期的な投資をしている人は、このような日はどういう姿勢で臨んで、どんなタイミングでどんな指示を出して、儲かっているのでしょうか。どうも短期的に儲けるのは至難の業のような気がします。

一方で、1年先の変化を読むのも難しい

一方で短期的な予想ではなく、数ヶ月から1年先の景気拡大から景気後退の変わり目なら、見分けるのも容易いかといえば、そうでもないというのがまた難しいところです。

そして今年はガンドラック氏、レイ・ダリオ氏、ジェレミー・シーゲル氏など、意識的にさまざまな著名な投資家の意見に耳を傾けるようにして、景気が後退が訪れそうなのか、アメリカの景気はどれくらいの悪化しているのかの見方を勉強しているつもりなのですが、投資業界のトップの方々でも景気後退のタイミングについてはマチマチです。

また、景気後退が訪れるのか、否かについても認識に差があるようです。

つまり、数ヶ月から1年先の景気の変わり目を読むこともなかなか難しいと言えます。

個人投資家が勝負できるのは投資期間は1年以上先を見越した投資

では、毎日の短期投資は読むのは難しい、数ヶ月から1年以内のタイミングの読み合いではプロでも予想がブレる、となると個人投資家が投資で勝てる勝負は次の2つです。

  • 【方法1】:数年先を見越して投資する。
  • 【方法2】:そもそも予想をすることを諦める。

1.数年先を見越して投資する。

1日に相場の動きを読むのは至難の業で、1年以内の景気や企業の動きはプロに研究され尽くしているとなると、個人が勝負できるのは数年から10年先の未来です。

「今後2-3年以内に、アメリカは景気後退するかも知れない」と思うなら機会損失しても、しばらくは現金の比率を増やしたり、国債などのリスクを抑えた投資をするのもいいと思います。この場合1-2年は市場平均やプロに負けますが、いざ景気後退局面が来たときに逃げ遅れたプロや、下がり続ける市場平均には結果的に勝てます。

また、今後10年であらゆる企業のコンピュータはクラウドを利用するになると思えば、アマゾン・マイクロソフト・グーグルに投資するのも良いと思います。プロは1年単位の成績も気にするので、じっくりと長い時間をかけて資産を増やそうにもできない事情がありますが、個人投資家は関係なく早めに株を仕込むことが出来ます。

クラウドなどの難しい分野でなくとも、もっと手堅くコカコーラは10年先も新興国や発展途上国で売上をずっと伸ばしているはずだという読みで、コカコーラやP&Gなどの世界展開してるブランドに投資するのもいいと思います。

私の場合は、今は数年以内にアメリカの景気後退で株価の下落が来ることを予想して、国債などの株以外の資産を増やしていますが、株が下落したら、その後10年で以下の変化が起こることをを見越して、徐々に以下の銘柄を各銘柄増やすしていく予定です。

2.そもそも予想をすることを諦める。

実は、もっと簡単な個人投資家の勝負の仕方は、予想するのを諦めるというものがあります。なんだそれはと思われるかも知れませんが、これはかなり有名かつ有効な手段で、「複数銘柄の株を保有して売らない」「株式市場に連動するETFを買う」という手段です。

こうすることで、アメリカの株式市場平均の年率7-8%の朝敵的なリターンを得ることが出来ます。このリターンは、プロの投資家でもかなりいい成績の方の分類に入ります。

しかし、この最大の難点は「どんなに市場が下落しても売らない」という鉄の掟を守り抜くことです。たとえば、リーマンショック時には最大で最高値からの下落率が50%を超える局面があリましたが、そうなろうと何があろうと売ってはいけないのが、この戦術です。

若い資産形成期は問題ない戦術ですが、段々と年齢を重ねるほど、また資産の額が増えるほどに守りの意識が働いて、この戦術を続けることが難しくなる傾向があるのが難点です。