トランプ政権、メキシコに関税を発動。意外に大きい世界経済への影響。

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どうもトランプ大統領のツイートがまた、話題になっているようです。5月31日朝8時30分のツイートでは、メキシコ政府がアメリカへの不法移民に対処しないなら、6月10日から全ての輸入品に5%の関税をかけると発言しています。

また関税についてですね。これだけニュースになると英語が得意でない私でも、ついに普通に検索キーワードでtariff(関税)のスペルを何も見ずに打ち込めるようになりました。税と言ったらtaxしか知らなかったのに、トランプさんのおかげです。ちょっと賢くなりました。

ちなみに今回のメキシコに対する関税ですが、メキシコ政府が不法移民に対処しない場合は、段階的に関税を引き上げて25%まで上げるとしています。

意外に大きいメキシコからの輸入と世界経済へのインパクト

世界の地理の知識は中学校の知識で止まっている私は「今回のメキシコに対する関税は、中国への課税とは違ってそこまで規模が大きくないのでは無いのでは」思っていましたが、そうでもないようです。

調べてみるまではメキシコからのアメリカに輸入している製品は農産物がメインなのかと思っていましたが、農産物に加えて自動車や家電なども主力製品になっています。しかも、アメリカへの輸出している国の中で、その金額は中国に次ぐ2位です。

今回のメキシコ関税に関わる基本データをポイントを絞って書くと、このようになります。

  • 2018年メキシコからアメリカへ主な輸入品は、自動車、電気製品、農産物が中心。
  • 2018年アメリカへの輸入品は中国が1位で5395億ドル。しかし、メキシコもそれに次ぐ2位で3465億ドルの規模。
  • 米政府が制裁で課す関税対象は中国からの輸入品2500億ドル分。一方、今回のメキシコは全商品の3465億分で課税対象の規模で上回る。(※中国からの全輸入品に関税を課す手続きも着手中)
  • メキシコへの課税は最初こそ5%で低いものの、メキシコ政府が対処しない場合は中国と同程度の関税25%まで引き上げれる。

ちなみにトランプ大統領のツイートを受けて日経平均が下がっているのも、日系の自動車メーカーがメキシコで生産をして米国に輸出して売っており、関税の影響を受けるからのようです。また、メキシコへの関税は規模が大きくなる恐れがあり、中国との貿易戦争のように世界経済への悪影響が一段と広がるとの懸念も上がっています。

こうしたニュースが出てくると、メキシコの輸出品と言ったらトウモロコシと小麦くらいしか知らなかった私も、今ではメキシコからアメリカへの輸入品目や金額規模、そして日系自動車メーカーコスト削減策まで知ることができました。トランプさんのおかげですね。また、少し賢くなりました。

なお、こうしたトランプ大統領の一連の保護貿易主義を取りたがる動機はどこから来るものなのでしょうか。2020年11月の大統領選を意識してアメリカ国民の雇用を守るためにやっているとしたら、この動きはだいぶ息が長くなりそうです。

米中は大国なので貿易摩擦でも多少持ちこたえることができるとしても、メキシコや韓国などの比較的経済の体力がない国には大きなダメージがおよぶ恐れがあり、そうした国から景気が崩れていきそうな気配がしています。


更新情報:
2019年6月10日に米国トランプ大統領はメキシコとの移民対策協議で合意に至ったことをツイッター上で発表しました。6月10日から予定されていたメキシコへの関税発動は無期限で停止されました。

メキシコと合意、6月10日からの関税発動を無期限停止。