2022年に米長期金利はどこまで上がるのか。

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2022年は年明明けてから、アメリカの長期金利が上昇しています。

長期金利が上昇してしまうと、割高なハイテク株などが売られる傾向があるので最近の投資家は注意して長期金利を見ているようです。

このアメリカの長期金利ですが、そこそこの上昇なら2022年のどこかで1.9%くらいまで、大幅に上昇するとしても2.4%くらいで頭打ちになるかなと私は思っています。

そして、もしも2022年にこのレベルまで達した後は「(期間がそれほど長くないかもしれない)米国株の上昇」と「景気後退前の国債とゴールドの価格上昇」が見られるだろうと考えています。

この記事のポイント

  • 2022年は長期金利が上昇する予想が多く見られる。
  • 過去の長期金利のグラフを確認すると、1.9%や2.4%まで上昇して下落に転じる可能性が高そう。
  • 長期金利が頭打ちになった後に、投資の内容を少し変える必要がありそう。

2022年に目立つ米長期金利の上昇予想


ブラックストーンのバイロン・ウィーンは「2022年のサプライズ予想」の中で、今年はアメリカの長期金利は2.75%まで上がると言っています。

他の投資家はもっと控えめな予想をしているなかで「2.75%まで上がるかもしれない」と言い切るところが”サプライズ”なわけですが、程度は違えど、他の投資家やアナリストも2022年は長期金利は上昇すると思っているようです。

たとえば、ゴールドマン・サックスは2022年に米国10年債の利回りは2%まで上がると言っています(現時点では1.7%)。

>>ゴールドマンが「新たな謎」指摘、米国債利回り急上昇の抑制要因(ブルームバーグ)

このように最近では、実際にアメリカの長期金利(10年国債利回り)が上昇していることもあって、2022年は長期金利上昇予想が強まっています。

長期金利のグラフを覗いてみる

長期金利がどの程度上がるのか気になって、私も過去の10年国債利回りのグラフを見てみたのですが、どうも1.9%くらいまでは上がっても不思議ではないようです。

もしも、大幅に上昇する場合には2.4%くらいで頭打ちになるイメージです。

まず、1980年代から現在までの米国10年債利回りの長期のグラフを見てみると、だいたい水色の範囲で上下を繰り返していて、かなり行き過ぎた場合でも白い線の範囲で収まっています。

もう少し拡大して最近の様子を見てみると、2022年のうちに水色の線まで上昇するなら1.9%。大幅に上昇して白い先まで言ったとしても2.4%くらいで頭打ちになりそうです。

以前、このブログでは2021年10月時点で2022年に長期金利が上昇するとしたら2.3%程度までと言っていましたが、今見てみてもその傾向に変わりはないようです。

>>9月から再び上昇し始めた長期金利とその対応策(21年10月10日記事)

2021年からアメリカでは物価が急上昇していて、インフレに弱い資産の国債が売られれば、長期金利の急上昇もあるのかと一部では心配されています。

しかし、最近の長期金利(10年国債利回り)を見ている限りでは、まだ1980年代から続いている低金利化の傾向を打ち破るほどの金利の上昇は起こっていないようです。

さいごに


この記事では、2022年になって長期金利が上昇するという声が大きくなっているので、グラフから見てどの程度まで上がるのかを確認していきました。

ゴールドマンサックスのように2%前後まで上昇してから下落に転じる(上グラフの水色線)という予測と、バイロン・ウィーン氏のようにさらに上の2.5%超まで行く(上のグラフで白線を超える水準)まで上昇するという予想もありました。

どうも長期金利が上のグラフの水色線か白線のどちらかに触れた頃に、下落に転じる可能性高いように思います。

長期金利が反転したタイミングで何が起こるかですが、アメリカは通常の景気サイクルの後半に見られるような次の2つが起こるのではないかと思っています。

10年国債の利回り反転後の市場の動き

  • 米国株で大型な優良株を中心に、景気後退前の最後の上昇局面が訪れる。
  • 景気後退に備えて、長期米国債とゴールドが買われる。

このときに取るべき行動としては、米国株から少しずつ降りて長期国債やゴールドを買うことだと思っています。

今回の景気後退ではインフレによって国債が売られることを想定するなら、長期国債少なめにしてゴールド多めでも良いかもしれません。


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