ドイツ銀行の悲観論「アメリカ経済は既に景気減速している」

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私は6日に発表した2019年8月雇用雇用統計は、満点ではなかったものの、悪くはなかったと思っています。そして、前回の記事では雇用統計良かった点と悪かった点の両方を紹介しました。

一方で、ドイツ銀行はアメリカの雇用統計を楽観視していない模様なので、ドイツ銀の見方と懸念点も紹介しておきたいと思います。

米国債市場が発するリセッション警告、真剣に受けるべきだ-ドイツ銀(ブルームバーグ)

ドイツ銀、米国経済は既に減速し始めている

ドイツ銀行の見方ですが、アメリカ経済が既に減速しているというスタンスをとっています。なので、8月の雇用増加数が予想を下回っているのも、アメリカ国債の利回りが歴史的な低水準になるまで買われているのも、そもそもアメリカ経済が減速していることを根本原因にあるのだろうと主張しています。

ドイツ銀行のエコノミストはブルームバーグに対して「雇用者数の伸びが鈍化しており、それが傾向として気掛かりだ」と発言しています。これは私も前回の記事で、以下の図を使って説明したように、2019年1月から雇用者増加数が減少していることと同じことを言っています。

また、ドイツ銀行によれば、米経済は当初想定しているよりも、早く減速しているとも言っています。

ドイツ銀の悲観的な見方

ふむ。なかなか新しい考え方ですね。今まで、FRBのメンバーのコメントでも、その他アナリストのコメントでもなかなか、アメリカ経済が減速しているという見方をしている人は多くないです。一部モルガン・スタンレーはかなり悲観的な考え方をしていますが、ドイツ銀ほどではありません。

ドイツ銀行の母体があるドイツは、今世界でもっとも大きな景気減速の危機に瀕しているので、必然的にアメリカ経済にも悲観的な見方をするのでしょうが、彼らの見方が正しいかどうかは、今後のアメリカ経済の指標がどう変化していくかで、あっているか、間違っているかがわかる気がします。

まだまだ、プロの中でも色々な見方があると思うので、考え方のパターンを今のうちにたくさん頭に入れておき、どのパターンが正解だったのかと経済指標を見て、判断できるようにしたいと思います。