2021年7月は中国株に投資しました。
中国株は2021年に入ってからかなり下落している銘柄が多く、チャンスが広がっているように見えるという記事を先日書きましたが、このチャンスは見逃すにはもったいないと考えて購入に踏み切りました。
リスクはあるものの中国企業の株には、割安に見える企業も多く見つかります。
中国企業の株への投資は、中国政府に規制をかけられるという予測が難しいリスクを負っています。そして、売上につながる政府からの規制を投資家が嫌がっていることも影響しているのか、中国株には成長率が高いのに安く見える株が数多く見られます。
既に上の記事でどの銘柄がどの程度安くなっているかは軽く触れていますが、重複を恐れずに何を購入したのかを書いていきます。
2021年7月に購入した銘柄
- アリババ:約55万円(追加投資)
- バイドゥ:約70万円(新規投資)
- ピンデュオデュオ:約70万円(新規投資)
アリババ、バイドゥ、ピンデュオデュオの中国株に投資
2021年3月以降、中国株の多くの銘柄で30-40%を超える大きな下落が見られています。
毎年利益を増やしていける実力ある企業にとっては、こうした一時的な下落は大きな投資のチャンスだと思ったので、株を買っています。購入したのはアリババ、バイドゥ、ピンデュオデュオの3銘柄です。
アリババ株の購入について
1社目のアリババは、中国でネットショップサイトやクラウドコンピュータ、決済アプリなどのさまざまなサービスを提供している企業です。
株価が200ドルを切ったことを確認した後に購入をしました。
2020年10月につけた最高値317ドルからは約35%近く安くなっていたので、十分安くなっている株を拾えたと思います。
アリババ株は中国政府からの規制に苦しんでいるようですが、それでもアナリスト達は2023年度からは毎年+20%前後のペースで利益が成長するとみているようです。
まだ株価の低迷は続くかも知れませんが、この株は2-3年のうちに復活すると思っています。株価が2020年10月の最高値まで戻れば、約60%近いリターンを生んでくれるはずです。
もしも、2-3年たってもまだ株価が今の水準で変わらずに、アナリストの予想通りに利益を増やしているなら、2-3年後には異常な割安株(利益は年間20%成長できるのに、PERがわずか13倍)になっているはずなので、そのときはまた買い増しをします。
バイドゥとピンデュオデュオの株購入について
アリババ以外にも、バイドゥ(BIDU)とピンデュオデュオ(PDD)を購入しましたが、購入した背景はアリババとほとんど同じです。
今後も利益を拡大できる企業にも関わらず、株価は2021年になって大きく売られているので購入をしています。
バイドゥもピンデュオデュオも2021年3月から株価の下落が続いて、7月9日までに最高値の半分ほどの株価で売られています。
しかし、この2社ともこれからも力強く売上も利益を伸ばす予定です。ピンデュオデュオは今はまだ赤字ですが売上成長は好調で、数年以内に黒字化すると見られています。
世の中は不況でもないですし、株価が半値まで売られるような悪い企業には見えませんでした。
投資資金のために売却した株
今月は中国株に200万円弱を投資しましたが、投資資金のためにいくつかの銘柄を売却しています。
売却した銘柄は銅を生産する企業のフリーポート・マクモラン、軍事産業で戦闘機を開発するロッキード・マーティン、軍事用ミサイルとドローンを開発するノースロップ・グラマンの3社です。
私は、リスクも考慮した上で期待できるリターンが最も大きくなるように投資先を選んでいます。今回の売却先の3社と今月買った中国株を比較した時には、今なら安くなった中国株のほうがリターンが大きくなるだろうと判断しました。
売却先の中でも、特にロッキード・マーティンとノースロップ・グラマンはどちらも安定した売上成長できる手堅い企業です。決して、悪い銘柄ではないと思います。
長年資産を放置していても安心できるような投資は、個人的にはとても好きなのですが、今週はずいぶんと中国株が安くなる展開が見られたので、見逃すには惜しい投資の機会だと思って投資先を変更しています。
実を言うと、今月はヘルスケア業界の株を買って少しずつ守りを固めようかとも思ったのですが、それはまた追い追いやっていこうと思います。