今週、ゴールドへの投資を再開しました。
といっても金の延べ棒を買ったわけではなく、ゴールドの価格に連動する金融商品(IAUという銘柄のETF)を購入しています。
今週はアメリカの消費者物価の発表がありましたが、インフレは予想以上に悪化していました。
多くの専門家が言うようにアメリカのインフレは一時的なのかも知れませんが、念のためにインフレが想像以上に長続きする場合にもそなえて、ゴールドETFを買い始めています。
この記事のポイント
- 10月のアメリカの消費者物価の発表を受けてインフレが長続きしそうな気配を感じたので、ゴールドETFを購入した。
- まだ少額だが、今後もインフレが強まる傾向が見られるなら追加投資を検討する。
ゴールドETFを購入
2021年前半の投資家の関心は新型コロナとワクチンにありましたが、今ではその関心がインフレと政策金利の利上げに移ってきています。
以下の記事で書いたのように、10月にアメリカの物価は再び急上昇している様子が見れたので、投資家の警戒感は増しているように見えます。
>>一時的ではなさそうなアメリカのインフレ【21年10月消費者物価】
2021年10月までのデータでは、まだ長期的にインフレが高まるかどうかは判断ができかねるのですが、念のために今月からインフレに強いゴールドETFを少しずつ投資することにしました。
購入したのはiシェアーズ・ゴールド・トラスト(IAU)という銘柄で、手始めに約100万円ほど購入しました。
ゴールドの価格に連動するETFはIAU以外にも、SPDR Gold Trust(GLD)が有名ですが、単純に経費が安いIAUを選んでいます。
株はインフレに強い資産
ゴールドを投資していると、「株もインフレに強い資産だから、株への投資で問題ないのでは?」という声を聞くことがあります。
確かにインフレでコストが上昇している分、きちんと製品価格やサービス価格を値上げできれば、企業の利益は損なわれないので株に投資をしていて問題ないです。
しかし、インフレが行き過ぎてしまうと、製品価格を引き上げてモノ・サービスが売れなくなってしまうので限度があります。
過去の40年のアメリカのデータを使って調べたことがあるのですが、前年比5%を超える消費者物価の場合には値上げできずに利益が減るのか、株のリターンが大きく減少する動きが見られます。
>>米国株のリターンとインフレ率の関係を調べてみました【1971年から2021年調べ】
そして、現時点でのアメリカのs消費者物価は+5%を超える、前年比+6.2%です。
このインフレが一時的なら株への投資でも良いのですが、長続きする恐れを考えると、少しずつ株以外のインフレ対策もしておいたほうが良いかなと思いました。
現時点の保有銘柄
少し短めですが、今日の記事はここまでにしたいと思います。
今後もアメリカでインフレが強まる傾向があれば、ゴールドETFの追加投資をする予定です。
最後に、記録のために現時点の保有銘柄を以下にメモしておきます。
銘柄 | シンボル | 評価額(ドル) |
---|---|---|
ビットコイン | BTC | 411268 |
ノボノルディスク | NVO | 50081 |
イーサリアム | ETH | 28726 |
アルトリアグループ | MO | 21966 |
中国株ニューエコノミーファンド | CXSE | 19281 |
現金 | – | 17822 |
アリババ | BABA | 14346 |
バイドゥ | BIDU | 12963 |
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ | BTI | 12447 |
JDドットコム | JD | 10607 |
iSharesゴールドETF | IAU | 9940 |
ピンデュオデュオ | PDD | 7600 |
ジョンソン&ジョンソン | JNJ | 5255 |
ボーイング | BA | 4640 |
マクドナルド | MCD | 4575 |
FUTU | FUTU | 3485 |
ウォルト・ディズニー | DIS | 3471 |
デジタルタービン | APPS | 3410 |
P&G | PG | 3342 |
フェイスブック | FB | 3330 |
ウォルマート | WMT | 2842 |
コカ・コーラ | KO | 2664 |
3M | MMM | 2423 |
アメリカンエキスプレス | AXP | 1631 |
ビザ | V | 1040 |
ウェルズファーゴ | WFC | 477 |