2020年10月もいくつかの銘柄を追加購入しました。
基本的には(1)2020年3月の新型コロナウイルスの悪影響を受けて今後回復が見込まれる業界や銘柄、(2)ハイテク企業でもそこまで割高に見えない銘柄を選んで購入しています。
この記事では、今月購入した銘柄の購入意図を簡単に紹介していきます。
2020年10月に購入した銘柄
- エクソンモービル(XOM):約20万円
- ハイアット(H):約10万円
- マリオット(MAR):約40万円
- バンガード金融ETF(VFH):約30万円
- アリババ(BABA):約50万円
- フェイスブック(FB):約40万円
今後回復が見込まれる業界・銘柄
今後業績の回復が見込める業界として石油、金融、ホテル業界の株を購入しています。
石油業界でエクソンモービルを購入
石油業界の中では、エクソンモービル株を追加購入しました。エクソンモービルは以下の記事でも書いたように、低迷している石油業界の中でも、比較的財務が健全な企業です。
低迷する石油業界の株を買うなら、どこの企業か
この記事では、米大手石油会社の経営の安定性を比較しました。安全に投資するならエクソンモービルやシェブロンが狙い目になると思います。石油業界はまだまだ数年に渡って低迷する可能性がありますが、今の株価でも既に割安なものがいくつか見られるため、じっくりと時間をかけて投資できると思います
この銘柄はまだ赤字に転落していますが、アナリストの予想ではまもなく黒字に転換すると見られています。
ホテル業界からハイアットとマリオットを購入
新型コロナウイルスからの回復を見越して、既にハイアットは少額買っていましたが、今月はハイアットへの追加投資だけでなくマリオットに新規投資をしています。
マリオットのほうが赤字を脱出する時期が早いこともあり、今回はハイアットだけでなくマリオットにも購入対象を広げています。
金融業界全般への投資
また10月2週目からの決算シーズンで、いち早く発表された米銀行の決算は各社良かった印象です。
先日のJPモルガンチェースの決算記事の中で、今後増えるかも知れない貸倒れへの対応も十分できているように見えると書きましたが、JPモルガンだけでなく、各社とも準備が整いつつあります。
JPモルガン、予想超えの好決算。今後の景気シナリオも上方修正【20年7-9月期決算】
先日、JPモルガンの2020年4-6月期の決算発表があったので、この記事で振り返っておきたいと思います。結果は収益は予想ほど悪化せず、利益も予想外のプラスに転じて、それほど悪くないまずまずの決算になりました。
トレーディング収入が増えている銀行も多く、今は業績が良いのに業界全体で脚光を浴びていないように見えたので、個別銘柄ではなく、今回は金融業界全体に投資できる商品(バンガード米国金融セクターETF:VFH)に新たに投資しています。
割高感がまだ薄いハイテク銘柄
割高感がまだそこまでないハイテク銘柄を探して、フェイスブックと中国のハイテク企業のアリババにも投資しました。
中国企業への投資は今回アリババが初めてですが、近年のきちんと利益を出して、キャッシュフローまで成長させている企業に見えました。



さいごに
今回購入した銘柄のほとんどは、新型コロナウイルスで業績に影響を受けた企業の回復を見込んだものなので、今後新型コロナウイルスの再流行が起こらないかは注意して見ていく必要があります。
新型コロナウイルスの再流行があった場合に恩恵を受けるのはアリババくらいです。
それだけに、最近のヨーロッパで新型コロナウイルスの再流行の兆しが見えて、次々と規制が強化されている点は少し気がかりです。
>>ロンドンは新型コロナ対応の規制厳格化へ-英国内で対策に地域差(ブルームバーグ)
ヨーロッパのように規制は厳しくなっていませんが、アメリカでも感染者数は増加傾向にあります。
ワクチン開発のニュースを期待しつつも、秋冬の到来で感染が拡大しないか注意してみていこうと思います。