まだ割高ではない株に追加投資【2020年12月】

12月は一部の銘柄を売却して、新しい銘柄をいくつか買いました。

どういう事を考え、何に投資したのかをこの記事でまとめておきたいと思います。

この記事のポイント

まだ成長している銘柄の中で、まだ株価上昇の余地がありそうと判断できたジェンマブ(GMAB)、バーテックス・ファーマ(VRTX)を購入した。
S&P500の期待リターンを超えるような高い配当でも、業績が悪化していないので維持できると判断できた割安なブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)にも新規に投資した。
一方で、株価の上昇の伸びしろが少なくなったアレクシオン・ファーマ(ALXN)、マリオット(MAR)、サウスウエスト航空(LUV)を売却した。

今月の投資の背景

12月はいくつかの理由で銘柄を入れ替えなければと考えていました。

１つは保有していたアレクシオン・ファーマの買収が決まって、これ以上の株価の上昇が望めなくなったことです。

もう1つの理由は、コロナの回復を見越して2020年夏頃から購入していたコロナでダメージを受けた航空株・ホテル株が、既にかなり上昇してしまって、思っていたよりも早く株価の上昇余地が小さくなってきたためです。

ファイザーやバイオンテックが作成したワクチンで、新型コロナウイルスの予防に高い効果が期待できるという試験結果のニュースを受けて、11月に航空株やホテル銘柄は急上昇したので、投資の旨味がだいぶ減っていました。

詳細記事：

上記の記事でも、「有望な銘柄があれば、コロナ前の株価に回復した銘柄から資金を移す」方針だと書いていましたが、今月はいくつかまだ伸びしろがありそうな銘柄を見つけたので、スイッチしています。

購入したのはジェンマブ(GMAB)、バーテックス・ファーマ(VRTX)、それにブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)の３つです。

あまり有名ではない企業ですが、ジェンマブはがんの治療薬をジョンソン＆ジョンソンや、アッビィなどと一緒に作っているデンマークの製薬会社です。

バーテックスは欧米人に多い難病(嚢胞性線維症)で効果の高い治療薬を販売して、近年勢いがある企業です。どちらも利益率が十分に高くて儲かる薬を持っている上に、売上も勢いよく伸びているのに、まだそれほど株価が上昇していないように見えたので、購入しています。

最後に購入したブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)は、かなり割安で高配当だったため購入しています。

私はあまり高配当銘柄には投資しないのですが、購入時点で配当は7%を超えていて、「S&P500と長期のリターンと同程度のものが配当だけで得られるなら」と購入しました。

高配当の場合には配当を減らされたり、もらえる配当以上に株価が下がってしまったりして、結局思うようにリターンがでないこともあります。しかし、今のブリティッシュ・アメリカン・タバコなら業績は安定して配当を減らされる心配が少ない上に、株価も割安なので行けると判断しました。

今月の投資の意図

この３つの銘柄は、既に昨日の購入銘柄の検討記事でも触れたので、詳しくはこちらを御覧ください。

最後に現時点での保有銘柄の一覧を載せておきます。

アレクシオンファーマが買収された時に、「有望だと思っていたなら、はじめからもっと多めに投資しておけばよかった」という反省から、今月から投資しているバーテックスとジェンマブははじめからしっかりした額を購入しました。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコは今後も機会を伺って、買増していきたいと思います。

12月15日時点の保有銘柄

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