2020年8月は久々に株を購入しました。
今回購入した銘柄は、「(1)まだ株価の上昇余地があると思われる銘柄」もしくは「(2)新型コロナウイルスでダメージを負ってしまい、これから時間をかけて回復に向かうはずの銘柄」です。
アメリカで新型コロナウイルスが流行して多くの州で都市封鎖をしていた2020年3-4月の頃には、コロナの影響を受けにくいアマゾン(AMZN)やマイクロソフト(MSFT)などのハイテク銘柄を中心に購入してきました。
しかし、既にこれらの銘柄はだいぶ株価が上昇して、株価の上昇余地はあまり多くないように見えます。
そこで今回はまだ割安に見える株、もしくは今後アメリカの景気がコロナから少しずつ回復していくことを期待して新型コロナウイルスで大きなダメージを負った企業をいくつか購入しています。
20年8月の購入銘柄
- ロッキード・マーティン(LMT):約30万円
- ノースロップ・グラマン(NOC):約30万円
- ブラックロック(BLK):約30万円
- エクソンモービル(XOM):約30万円
- シェブロン(CVX):約30万円
- サウスウエスト航空(LUV):約30万円
- ハイアット・ホテルズ(H):約20万円
まだ上昇余地がありそうな銘柄
2020年8月の時点でまだ株価の上昇余地がありそうな銘柄を探して、軍需産業のロッキード・マーティンとノースロップ・グラマン、金融サービス大手のブラックロックを購入しました。
今月の購入銘柄候補を5つ絞り込みました。
今保有している銘柄は既に値上がっていて伸びしろがあまりないものもあるため、8月はまだ割安に見える銘柄を購入しようかと考えています。この記事では、2020年8月時点でまだそこまで割高には見えない銘柄をいくつか取り上げます。
戦闘機のロッキード・マーティンと軍事用ドローンのノースロップ・グラマンに投資していても、アメリカが戦争に突入すると考えているわけではありません。
ただ、近年のアメリカは中国や中東の国と対立を深めているので、戦争をしなくても緊張の高まりから軍事費を増やすことは考えられます。
また、今のアメリカの金融緩和は大手企業や富裕層に特に効果的に働くので、中小企業や貧しい世帯との格差が大きくなることも予想されます。格差への不満は、国と国の対立に発展しやすい風潮を生むというのは、投資家のレイ・ダリオ氏も「30分で判る経済の仕組み」の動画で言っているとおりです。
なので国と国の緊張が高まる際に株価の見直しが起こることも考えて、今の割安な時期に軍需産業の企業に投資をしました。
またブラックロックについては、政府の景気刺激策でドルが溢れている世の中でブラックロックが提供しているETFなどの金融商品に今後もお金が流れることを期待して投資しています。
コロナでダメージを受けた米大手石油の株
コロナでダメージを受けた企業の回復を見越して、アメリカの石油大手のエクソンモービルとシェブロンも購入しています。
これらの銘柄はまだ数年低迷する可能性がありますが、恐らく最悪期は2020年4-6月期で、うまく行けば2020年10-12月期には両社とも黒字化が見込まれています。
大手石油会社の比較は以下の記事でも行っていますが、エクソンモービルとシェブロンは経営がかなり安定しているので、倒産の危機は小さいです。
低迷する石油業界の株を買うなら、どこの企業か
この記事では、米大手石油会社の経営の安定性を比較しました。安全に投資するならエクソンモービルやシェブロンが狙い目になると思います。石油業界はまだまだ数年に渡って低迷する可能性がありますが、今の株価でも既に割安なものがいくつか見られるため、じっくりと時間をかけて投資できると思います
あとは数年の時間をかけてもいいので、無事に収益力を回復できるかです。コロナ前の収益力を回復できれば、その頃には今よりもだいぶ株価も上がっているはずです。
低迷する航空業界の株
石油会社のエクソンモービルやシェブロンに比べると経営の安定性でだいぶ劣るのですが、それでもアメリカの航空会社の中で一番堅実なのがサウスウエスト航空です。
サウスウエスト航空はアメリカの国内線を中心にサービスを提供しているので、他の航空会社よりも少しは回復が早いはずです。
低迷する航空業界の株を買うなら、どこの企業か。
2020年の航空業界は、新型コロナウイルスの流行で大きなダメージを負っています。しかし、低迷してるときこそ投資のチャンスが訪れます。この記事ではアメリカの航空会社の中で投資するなら、どの株が安全かを調べました。
2022年になっても航空業界には新型コロナウイルスのダメージが残っているかも知れませんが、他社が経営に苦しんで競争力を失う中で生き残りさえすれば、コロナ後にサウスウエスト航空の優位性が増しているはずと見込んで投資しています。
低迷するホテル業界の株
最後の購入銘柄はホテルのハイアットです。最後のこの銘柄は正直言うと、今回購入した銘柄の中で一番リスクが高いと思います。
アメリカの大手ホテル3社(マリオット、ヒルトン、ハイアット)の中では一番負債が少ない手堅い経営をしていて、コロナの危機も乗り切れる可能性が高いとみて、購入しています。
低迷する米ホテル業界の株を買うなら、どこの企業か。
この企業では、低迷している米ホテル業界で購入するならどの企業が良いかを考えていきます。ホテル業界では2022年までコロナ前の需要に戻らないと言われており、この苦しい期間を耐えしのげるかが焦点になりそうです。
ただ、ハイアットへの投資はそれほど自信があるわけではありません。勉強のため少額トライする程度の投資にとどめています。
業界 | 投資金額 | 企業名 |
---|---|---|
石油 | 約60万円 | エクソンとシェブロン |
航空 | 約30万円 | サウスウエスト航空 |
ホテル | 約20万円 | ハイアット |
コロナでダメージを受けた業界として石油・航空・ホテルの株を購入していますが、これらの中ではホテル業界(ハイアット)は一番少額にとどめています。資産全体の1%にも満たない額に抑えました。