景気サイクルを意識した上で、どのような業界の株を選んでいるか。

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私は景気の好不調の波(景気サイクル)を割と信じているタイプの人間です。

こういうタイプの投資家は、今の景気が好景気と不景気の間のどのあたりに位置するのかを考えて、これからどんな業界の株が伸びるのか(もしくは株以外の資産に逃げたほうが良いのか)を考えます。

昨日の記事では、アメリカが既に景気拡大期中盤に差し掛かっていることを書きましたが、2021年5月時点で私が何を考えて銘柄選択をしているかを、景気サイクルにそって話をしていきます。

この記事のポイント

  • 2021年5月時点で、アメリカの景気サイクルは景気拡大期の中盤に差しかかっていると言われている。
  • しかし、今のアメリカの景気サイクルはかなり早いスピードで進んでいて、ピークは既に過ぎてまもなく景気拡大の終盤に入る可能性もあると考えている。
  • 投資家は先を見越して動くので、景気拡大終盤を見越して銘柄選択をしている。

景気拡大時点で有利な投資先


昨日の記事で、現時点でアメリカの景気サイクルは既に「景気拡大期の中盤」に来ているという話をしました。

米国の景気サイクル


出典:フィデリティ

そして、この景気拡大中盤では、ITなどのハイテク株や通信業界の株のリターンが大きいことが知られています。

景気拡大中盤ではITハイテクや通信が有利

意識しているのは景気拡大の終盤に強い銘柄を取り入れること

しかし、現時点で私はITハイテク株や通信株を多く保有しているわけではありません。

私が保有してる株の保有率が高いものから順に並べても、6位にIT業界の株でフェイスブックが初めて出てくる程度です。

保有率順位 銘柄 業界
1位 アルトリアグループ 生活必需品
2位 ノボノルディスク ヘルスケア
3位 エクソンモービル 石油
4位 コモディティETF 商品(≒素材)
5位 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 生活必需品
6位 フェイスブック IT
7位 フリーポート・マクモラン 素材

上位を占めている業界を見ると、「生活必需品」「ヘルスケア」「石油」「素材」が並びます。

では、一体何を考えているかというと「景気拡大期の中盤」ではなく、「景気拡大期終盤」でリターンが出やすい銘柄をひと足早く取り入れています

実際に以下のフィデリティの資料を見てみると、景気終盤では「生活必需品」「ヘルスケア」「石油」「素材」などの銘柄が強くなることが分かっています。

景気拡大の終盤では素材・生活必需品・ヘルスケア・石油が有利

既に景気終盤を意識している理由

ここからは各投資家が何をどう考えるかにもよると思いますが、私の場合は、2021年5月現在のアメリカは景気拡大期中盤だったとしても、早々に景気のピークを超えて景気拡大期終盤に移るのではないかと思っています。

前回の2010年代の景気拡大は過去最長の約10年続きましたが、今回の新型コロナウイルス後の景気拡大はかなり短いのではないと思われる兆候がいくつも見られます。

  • FRBやIMFの予想では2021年がアメリカのGDP成長率のピークで、2022年以降は成長率が鈍化すると予想。この通りなら2021年のどこかでピークが来る。
  • 2020年のコロナ不況からの景気回復スピードは、通常の不況よりもかなり早く進行している。2021年5月時点でピークをつけてない場合でも、早々にピークをつける可能性がある
  • Visaの決済金額を見てみると、アメリカの個人消費の伸びは3月末にピークをつけた可能性さえある。

本当なら、今のアメリカが景気拡大期中盤ならITなどの銘柄に投資するには理にかなう行動だと思います。そして、その投資はしばらくうまくいく可能性も高いと思います。

ただ、株式投資家は将来のことをドンドンと株価に織り込んでいく習性があるので、今回の景気の移り変わりが早いことを考えると、既に景気拡大終盤を見据えて動いても良いかもしれないと思っています。

そうした考えから、既に景気拡大終盤でも耐えられる銘柄を多く選んでいます。

今後、もしもアメリカの景気がピークを過ぎたと思われるサインがハッキリと見られたら、次は不況時に強い「生活必需品」「ヘルスケア」「公共」などの業界株の割合を増やしたり、現金比率を高めていくことになると思います。

不況時には生活必需品・ヘルスケア・公共が有利


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