多くの投資家が楽観的になっている今、悲観的になるべきか。

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この記事は2020年11月に書いているものですが、正直言うと今の米国株には漠然とした不安があります。

一言で言うと、株に投資している人のほとんどが楽観的すぎると思っています。

そういう私も楽観的な視点を持っているうちの一人です。2021年には、ワクチン接種のおかげでコロナ収束と景気回復が見られて、株は高くなると思っています。

詳細記事:

しかし、まわりの投資家が総じて前のめりになっているときには、下落に弱くなっている時だと警戒したほうが良いとも思っています。

この記事では、最近気になっている米国株投資家の楽観について、つらつら書いていきます。

この記事のポイント

  • 投資家は米国株に過度に楽観的になっていると感じる。
  • 投資家はまわりに流されていては平均的なリターンしか得られないので、基本的には「あまのじゃく」になって悲観的になるべき。
  • ただし、2020年11月時点では、市場を見ても悪い兆候は出てきていないように見えるので、今のところは警戒しつつもまだ楽観的な見方を保っていて良さそう。

2020年にかなりの割高になった米国株


かなり多くの銘柄で目一杯で高い株価がついています。

このブログでは何度も言ってきましたが、S&P500の割安度を図るPERは過去10年で最高に割高になっています。

また具体的な銘柄に目を移すとアップル、マイクロソフトなどは良い企業ですが、今投資するにはかなり割高で手が出ない感じです。

ただし、これらの大手IT企業はまだ割高というだけで、今後も利益をちゃんと出していく見通しがあるのでマシかも知れません。

2020年急上昇している電気自動車関連銘柄

電気自動車などの株を見てみると、ほとんど利益が出ていないのに株価が上がっていて、投資家は保有する企業の価値が上がることではなく、株の価格が上がることだけを期待をして、買っているような印象すら受けます。

電気自動車で有名なテスラ(TSLA)の株価を見てみると、2020年に入ってから7倍にもなっています。

電動トラックを製造するワークホースグループ(WKHS)は、2020年になってから株価が9倍になっています。

また、電気自動車用に充電設備を提供するブリング・チャージングは、2020年になってから株価は15倍です。

もちろん、このような急上昇しているのは米国株の中の一部ですが、一部の銘柄はバブルと言われても良い状態に入ってきていると感じます。

楽観的な投資家たち


ただし、こうした割高な状況でも、市場では2021年にワクチンの接種が始まってコロナが収束すれば、力強い景気回復でさらに株があがると考えている投資家が少なくありません。

2020年はコロナで経済は大きなダメージを負いましたが、株価は金融緩和とコロナの景気刺激策が打ち出されて、力強く上昇しました。そこに今後はコロナが収束して景気回復が加われば、株が上昇する展開が起こっても不思議ではありません。だから、基本的に株の投資家は楽観的になっているのだと思います。

でも、もしも投資で平均以上のリターンを得たいなら、投資家は「あまのじゃく」にならないといけません。

みんなが楽観的になって株を買っている時に売り、反対に株価が急落して他の人が悲観的になっている時に買うことで、平均以上のリターンを出すことができるからです。

なので、ここで考えるべき問題は「他の投資家が楽観的になっている2020年11月の今、悲観的になって株の保有を減らすべきかどうか」です。

個人的には警戒しつつも楽観視を維持


結論から言うと、私は2020年11月の時点ではまだ株の保有を減らさなくて良い、という結論に至っています。

市場の株高シナリオを脅かすようなリスク要因を日々点検しているのですが、目立って悪い兆候を見つけることがまだできていないのです。

実はしばらく前から、ずっと毎日少しずつリスクを点検していて、2週間前には記事にも書いています。

この記事の後も、警戒はしているのですが、コロナの感染者数は増えているものの、それが劇的に市場や経済に大きな影響を与えている様子はまだ見えてきていません。

たしかに、ワクチン接種が一般に行き渡らない2021年前半までの今後数ヶ月で、景気がどれだけ沈むかはまだ未知数です。また、一般人へのワクチン接種が進まず、コロナ収束までに時間が想定以上の時間がかかる場合も考えられるので、短期的に株価が下落する要素がこれから出てくる可能性も十分にあります。

しかし、今の時点から大きく株の保有を減らしたら、今後訪れるかも知れない株高に乗れなくなり、平均以下のリターンになる恐れのほうが多い気がします。

平均以上のリターンを得るためには「あまのじゃく」にならないといけませんが、まだ今は勝負する時ではないと感じています。

仮に今株価が大きく沈んでも、S&P500などの市場平均とともに資産が減っていくだけなので、平均超えを狙っている投資家にとってもそんなにダメージはないはずです。


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