ビットコイン、1万ドル突破。価格が上昇する理由とバブルになる可能性。

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ビットコイン1万ドルを突破

6月22日、ビットコインの価格が1万ドルを突破しました。

実は数日前から、1万ドル突破はまだかまだかとニュースになっていましたが、ついに大台突破です。1万ドルは単なる数字ではありますが、この数字を突破することでFOMOと呼ばれる現象が発生するのではないかと、各ニュースで取り上げられています。

あんまり聞き慣れないですが、FOMOとは”Fear of Missing Out”の略で「乗り遅れることへの恐怖」のことを意味します。

「まずい、ビットコインがまた上がっているらしい。早く買わないと!」と思う人が、これから市場に次々集まりビットコイン価格の上昇が、また更に上昇を生む展開が起こりそうだと、巷では少しざわついています。

単刀直入に言えば、2017年のビットコインバブルが再度くるかもしれないということです。

人々がFOMOに取り憑かれれば、2017年12月に記録した歴代最高値1ビットコイン19,783ドルをやすやすと更新するだろうというニュース記事も出ています。
‘Bitcoin is easily going to take out its all-time highs’: Fundstrat’s Tom Lee(CNBC)

私もビットコインのバブルは2019-2020年にまた来ると思います。これが良いことなのか、悪いことなのかはどっちとも言えませんが。またビットコインは価格が異常に値上がった末に、大きく下落をするのだと思います。

バブルが来ると考えている1つ目の理由は、「半減期」と呼ばれるビットコイン新規発行時の量が半分になる変更が2020年6月に実施されるためです。これは単純にビットコインの新規供給量が減るので、需要と供給の関係から、価格が上がるようになります。半減期を見越した価格上昇は既に始まっています。

2つ目の理由は、まだ不確定要素がたくさんありますが、世界的に経済が減速して各国の市場が株安が多発する中、ビットコインにお金が流れ込む現象が起こるかも考えています。

理由1:ビットコインの半減期で価格があがる

さて、1つの目のビットコインの価格上昇の理由ですが、2020年に半減期と呼ばれるビットコインのイベントが行われます。

ビットコインの処理には膨大な計算が必要なのですが、その計算に貢献したマシンの所有者に報酬として新規発行したビットコインを支払う制度を導入しています。もしもこの報酬がいつも一定額のビットコインだとすると、世の中に流通するビットコインが無限に増えて、増刷しすぎた紙幣のようにビットコインの価格下落を起こしてしまいます。

そうならないように、ビットコインは一定ごとに報酬を半分にする決まりがあります。これで世の中にビットコインが無限に増えることを防いでいるのです。この報酬が半分になるタイミングが半減期です。

半減期をすぎると、高いマシン代金や電気代を払えない計算者は淘汰されて供給量が減り、相対的に需要が増えるのでビットコインの価格が上がります。

実際に2016年7月の半減期では、1年前の2015年7月から半減期を見越したビットコインの価格上昇が始まりました。そして、半減期後も価格は上がり続け、最終的にテレビの芸人達や孫正義もビットコインに手を出したバブルも相まって、2019年12月までの2年ちょっとの間にビットコインの価格は65倍に上がりました。

ちなみに次の半減期は2020年6月と予想されいます。そして、1万ドルを超えたのは2019年6月で半減期の1年前です。何の根拠もない類推ですが、前回の半減期と同じ現象が起きるなら、これから2年ちょっとかけて65倍にビットコインがあがることになります。

(まぁ、さすがに1万ドルの状態から65倍の上昇はないでしょうが。。)

理由2:世界の株安でビットコインに資金が流れ込む(かも)

さて、もう1つ私が気になっているのは、ビットコインの半減期とアメリカが景気後退局面入りするタイミングがバッチリ合いそうなことです。

ビットコインは2020年6月に迎える半減に合わせて価格が上昇していると言われますが、一方でモルガン・スタンレーはアメリカが2020年3月にも景気後退局面に入ると予測しています。

2020年3月にリセッション入りの可能性(モルガン・スタンレー調べ)

アメリカは2020年に景気後退(リセッション)になるのはもちろん確定事項ではないです。しかし、もし2020年に予言どおり景気後退入りした場合に、投資家は株から何に資金を逃がすでしょうか。

株が大ピンチを迎えている時に、うなぎ登りで上がっていくビットコインを横目にして、ビットコインに手を出そうとする投資家も多いはずです。

ちなみに、2019年1月以降、ビットコインは株の下落に全く影響を受けずに上昇をしています。

ここも具体例を見てみましょう。2019年5月に米中貿易戦争の加熱からS&P500は月間-6.35%の大幅下落をしました。このときのS&P500のグラフが以下です。

はい、見るも無残ですね。

しかし、この時ビットコインはというと、貿易戦争なぞ何も関係なかったように上昇を続けていました。

2019年5月時点では少なくとも、株とビットコインの価格を形成してる要因は全く別物のようです。そして、別の価格変動要因を持っているからこそ、株がダメだった場合の資金の逃避先として、選ばれる可能性はあります。

ビットコインの投資の注意点

ここまでビットコインの価格が上がると考える要因について話ししてきましたが、今まで述べたのはあくまでも「1つの起こりうるストーリー」です。そして、もしもこの記事を読んで、「ビットコイン、面白い!アリだ!」と考えた人がいるとすると、今後は恐らくビットコインの価格は上がるでしょう。

なぜなら、これから世界中のあらゆる言語で本記事のようなビットコインが上がる理由を書くコラム、ブログ、掲示板であふれるからです。その後しばらくしたら、ビットコインの仕組みも高騰する理由もわからないけど、ビットコインの価格だけを見て買う人で溢れます。その状況はバブルです。

今回の記事を書くにあたってビットコインの仕組みや過去の価格などを調べましたが、投資をする際に気をつけたほうがいいと感じたのは次の2点です。

  • 損をしても、何も気にしない金額だけの投資すること
  • ビットコインの価格に対して、資産が数倍に変動するレバレッジには十分注意すること

2点目のレバレッジについては、わかりにくいかもしれません。

ビットコインの価格変動の2倍、3倍のリターン(損失)をもらえる商品が世の中にはあります。例えば、レバレッジ3倍ではビットコインの価格が10%あがったら30%の儲けをもらえ、逆にビットコインの価格が10%下さがれば30%の損をする商品です。(もちろんレバレッジをかけずにビットコインに投資することもできます。)

このレバレッジはビットコインでは本当に危険だなと思います。・・・といっても、実感がわかないと思うので、具体例を出しますね。

2017年12月17日、ビットコインは$19,783の歴代最高値をつけ、世の中はバラ色に染まりました。しかし、その直後から事態は急変してわずか5日後、12月22日には$13,800まで下落をしています。

もしも全財産をかけて3倍のレバレッジでビットコインに投資していたら、歴代最高値からわずか5日で破産したことでしょう。

ビットコインの投資では、投資資金額とレバレッジにはくれぐれもお気をつけください。

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