2020年5月12日にビットコインは半減期を迎えました。
半減期とは約4年に1度だけ起こるイベントで、それ以降は新規に発行されるビットコインのスピードが半分になるので、需要と供給の関係から今後はビットコインの価格が上昇しやすくなります。
実際にどれほど価格が上昇するのかを過去のデータ使ってモデルを作り、理論的には2024年まで約10倍程度に上昇すると以下の記事で書きました。
ビットコインの価格が2024年までに数倍に上昇する仕組み。
過去のデータを見る限り、ビットコインは今後数年は価格が上昇する可能性が高いと私は考えています。この記事では、ゴールドやシルバーなどの貴金属の価格モデル(式)をビットコインに適用して、過去のビットコインの価格がこのモデルで説明できることを見ていきます。
こちらの記事で算出した理論価格は、過去の実際のビットコインの価格をおおよそ説明できていることをグラフを使って見ていきましたが、「2020年から2021年にかけてどれほど価格があがるのか、具体的な理論価格を知りたい」という声があったので、本記事で紹介したいと思います。
2020年半減期後は約9万ドル
2020年5月12日にビットコインを半減期を迎えましたが、理論価格は2020年6月以降に約9万ドルに上昇します。
2010年から2024年までの理論価格のデータはこちらに公開しましたので、御覧ください。
>>【公開】ビットコインの理論価格データ(Googleスプレッドシートが開きます)
ただし、半減期直後に理論価格は急上昇しますが、過去のビットコインの価格を見る限りビットコインの実際の価格もすぐに急上昇するわけではないようです。
半減期後に理論価格に到達するまで数ヶ月から1年かかる
ビットコインの半減期は過去に2回ありましたが、2回とも数ヶ月から約1年ほど時間をかけてゆっくりと実際の価格が理論価格に追いついているようです。
2012年の半減期
2012年時には半減期を迎えてから、4ヶ月後に理論価格を超えています。
2012年の半減期
2016年の場合は14ヶ月もかかって、実際の価格が理論価格を超えました。2016年は半減期を迎えてから右肩上がりに価格が上昇したわけではなく、半減期直後の数ヶ月は価格が下がる減少も見られています。
最後に
本記事で公開したビットコインの予想価格は、過去のデータを使って算出したものです。
こうした話をすると「どこの口座がオススメでしょうか」という質問を必ず受けるのですが、私の場合はどれか1つの口座に限定せずに以下3つの口座に資金を分散させて投資しています。
主要な暗号資産(仮想通貨)取引所
また、ビットコインは金融商品の中でも変動が激しいので、あくまでも余裕資金で投資を行うことをオススメします。