手のひらをかざすだけで0.3秒で決済
Apple Cardのチタンのカードはカッコよくて、日本でサービス開始されたらぜひ使ってみたいと思うのですが、Amazonの新しい決済方法はカードどころかスマホも必要なさそうです。
公式発表ではないもののNEW YORK POSTの報道によれば、アマゾンは手のひらをかざすだけで非接触で決済を可能にする技術を、ニューヨークのアマゾンオフィスで試しているようです。
Amazon tests Whole Foods payment system that uses hands as ID(NEW YORK POST)
この技術は2020年にホールフーズに展開予定で、一般的にクレジットカードが処理に3-4秒かかる一方で、アマゾンの新しい決済は0.3秒で処理を終えることができます。
ユーザはカードもスマホも取り出すことなく、手をかざすだけの新しい体験が味わえるだけでなく、小売業界が常に頭を悩ませているレジ処理時間の短縮に一役買いそうです。
画像認識をつかった本人認証
アマゾンの新しい決済技術は、iPhoneの指紋認証のように指紋を登録するわけではなく、画像をつかって非接触で、手の形と大きさから個人を特定するようです。
手のひら決済を使用する前には、事前に手のサイズや形を写真などを使って登録する必要があります。店舗で手をかざして、本人が特定されればAmazon Prime会員の登録されているクレジットカードやデビットカードに紐づいて決済が行われます。
現時点の誤認識率は1万分の1のようですが、サービス展開前までに100万分の1に改善するよう開発を急いでいるようです。
2020年にホールフーズへの展開を計画
アマゾンは傘下のホールフーズの店舗に、2020年にこの手のひら認証を展開しようとしているようです。
カードを財布から出す必要もなく、スマホをポケットから取り出す必要もなく、手をかざすだけでスマートに決済できる、このアマゾンの技術はユーザに近未来の体験を提供するだけでなく、小売業者にとっても嬉しいはずです。
小売業者にとってレジ処理時間の短縮化・効率化はとても関心が高い分野で。、顧客がお金・カード・スマホを取り出す時間の短縮に加えて、クレジットカードなら数秒かかる処理待ち時間も、アマゾンの決済なら0.3秒で処理が完了することができます。