Lyftは2019年に上場した注目銘柄ですが、その株価はまだまだ優れません。
ただ、このブログでも毎回の決算を取り上げているように、この企業の売上はとても順調に成長していて、そんなに悲観する必要はない気がします。
2019年第3四半期の決算でも、前年売上63%アップを達成し、利益も売上もアナリストの事前予想も超えています。
Lyftは2021年には黒字化をさせると発表していますが、その計画に変わりがないことも改めて発表しています。
Lyft2019年第3四半期決算
まずは、月並みですがLyftの決算結果から、見ていきます。
- 一株損失:マイナス1.66ドル予想を上回る、1.57ドル。
- 収益:9.15億ドル予想を上回る、9.56億ドル。(前年5.85億ドルから63%上昇)
また、通年のガイダンスも34.7-35億ドルから、35.7-35.8億ドルに上方修正されています。これも良い兆候です。
Lyftは上昇してから株価はだだ下がっていて低迷していますが、業績はここまでかなり安定しています。2019年決算は、これで3回連続で利益も収益もアナリスト予想を超えています。
売上63%を支えてたユーザ数とユーザ単価
売上はユーザ単価とアクティビティユーザ数のかけ算で決まります。
売上 = アクティブユーザ数 x ユーザ単価
Lyftのアクティブユーザ数は28%増、ユーザ単価は27%で上場してて、2つともバランス良く売上を押し上げていることがわかります。
以下は、Lyftの四半期毎の売上です。普通の企業なら年毎で成長するようなペースで、右肩上がりにあがっています。
2019年第2四半期の売上上昇+72%だったので、それに比べるとやや落ち着いた印象があります。
ただし、そもそも63%の売上上昇は十分すぎるくらい順調です。それにこうした成長企業には珍しく、きちんとアナリスト予想を超えてきています。まだ株価は低迷していますが、じっくりと毎回決算でいい結果をだせば、株主の評価も次第に変わってくるはずです。