9月1日の中国の輸入品への関税発動は延期されるようなら、株の売却ペースもゆっくりしたものにしようかとも思いましたが、そうはならなかったようです。
予定より少し売却ペースを早めて株を半分ほど売却し、米国債へ資金を振り向ける動きを開始しました。
9月1日から関税発動を発表
アメリカは9月1日から予定通り中国からの3000億ドル相当の商品に15%の関税を課すことを発表しました。
米、予定通り9月1日に対中関税発動 猶予期間なく輸送中製品も対象(ロイター)
「粘り強く交渉を続ける」とトランプ大統領も言っていた中国との貿易交渉ですが、協議後に伝わってくる内容の少なさからも、猶予期間なく関税が発動される点を見ても、両国の思ったとおりには進展は進んでいない恐れがあります。
関税発動は米中の経済にとっても、世界の景気にとってもマイナスです。
株の売却と米国債の購入を開始
さて、そんなわけで私は予定より早めに株の売却を進めて、米国債への投資を始めました。
これは以前に以下の記事で書いた今後の投資方針にそった動きです。米国株は一部保有しながらも、しばらく数年は米国債を中心とした投資をしようと考えています。
今後の投資の大方針。米国債を中心に据え、米国株投資の機会を伺う。
米国債を買った理由は、これから来る景気後退は1930年代後半の景気後退と似たようなものになると考えていて、その景気後退では国債が強かったからです。
現時点8月での株の資産は42%まで減らしています。たいぶ、株資産はだいぶ減ってきましたね。
景気後退に入る前に株の上昇局面も起こりうると思っていたので、もう少しゆっくり売却する予定だったんですが、だいぶペースを早めました。世界の景気がどうにも不調のせいでアメリカ国債がどんどん買われる動きがあり、国債がこれ以上高値になる前に買っておこうと判断しました。
資産 | 資産配分 | 目標の資産配分 |
---|---|---|
米国個別株 | 42.0% | 30.0% |
20年以上米国債 | 23.5% | 40.0% |
7-10年米国債 | 17.1% | 17.5% |
金 | 9.4% | 7.5% |
ビットコイン | 8.0% | 5.0% |
売却した銘柄はたくさんあるのですが、基本的には以下の記事でお話した景気後退に耐えうるポートフォリオにそって、売却を進めました。ただし、ノボ・ノルディスク、コカコーラなど長年の老舗企業は売却せずにまだ保有しています。これらは持っていても劇的な下落をするとは考えにくいので、そのまま保有しています。
【投資方針】次の不況を耐える新ポートフォリオを考案しました。
2019年8月30日時点の保有銘柄
最後に現時点の保有銘柄と資産推移グラフをまとめておきます。
以下の表のTLTが20年超え米国債ETF、IEFが7-10年米国債ETFです。
シンボル | 数量 | 評価額($) | 損益(%) |
---|---|---|---|
TLT | 447 | 65834.2 | -0.12 |
IEF | 420 | 47884.2 | 0.00 |
NVO | 512 | 26680.3 | 42.12 |
IAU | 1810 | 26353.6 | 1.61 |
BTC | 2.3329 | 22399.0 | -10.41 |
SBUX | 114 | 11007.8 | 72.94 |
MA | 36 | 10129.3 | 228.75 |
V | 50 | 9041.0 | 159.51 |
DIS | 62 | 8510.1 | 35.04 |
FB | 42 | 7798.1 | 58.47 |
GOOGL | 6 | 7143.2 | 68.19 |
MCD | 32 | 6975.0 | 129.15 |
AMZN | 3 | 5328.9 | 113.68 |
XOM | 65 | 4451.2 | -19.44 |
JNJ | 34 | 4364.2 | 39.93 |
PG | 25 | 3005.8 | 46.34 |
KO | 50 | 2752.0 | 37.86 |
WMT | 20 | 2285.2 | 42.09 |
MMM | 14 | 2264.1 | 23.72 |
ACN | 11 | 2179.9 | 47.25 |
USD | 1 | 1786.2 | 0.00 |
AXP | 10 | 1203.7 | 36.93 |
WFC | 10 | 465.7 | 7.24 |
合計 | – | 279843 | 17.5 |