2023年の私の投資のメインは米国債です。
しかし、保有している資産の割合を見ているとビットコインが一番大きくなっていることがきになる人もいると思います。私だったら、「あれ、メインの投資先は米国債じゃなかったの?」と疑問に思います。
(たいそうな理由ではないのですが)なぜビットコインも保有しているのか、何を考えているのを書いておきます。
この記事のポイント
- 2021年にビットコインが予想ほど上昇しなかったので、売り逃した。
- しかし、ビットコインが4年サイクルで上昇する説はまだ有効と考えている。
- 2025年に最高値を再び更新すると考えているので、下がっていても売らずに保有を続けている。
2021年まで考えていたこと
今ビットコインを保有している理由を簡潔にいうと、2021年にビットコインが最高値をつけた時も思っていたほど上昇しなかったので売る機会がなかった(売り逃した)ものを持っているというだけです。
残念なことですが、保有資産にビットコインが残っているのは単なる読み違いです。
2021年末まで、私は次の考えからビットコインに投資をしていました。
- (1)ビットコインは4年サイクルで最高値をつけている。2017年末の4年後の2021年末が価格のピークになる。
- (2)ビットコインの新規発行量から推定すると2021年末に1ビットコインは1000万円から2000万円になると考えていた。
1つ目については、当たっていたと思います。結局2021年も11月に最高値をつけて、価格はピークに達しました。
しかし、誤算だったのは価格が思っていたほど上昇したなかったことです。2021年11月につけた価格は777万円で、予想を大きく下回っていました。
最高値をつけた当時に「まだ上がる余地がある」と考えていたことが、売り逃す大きな原因になってしまいました。
マクロ経済の影響を受けたか
2021年にビットコインの価格が想定よりも伸びなかったのは、マクロ経済の影響を受けていた可能性もあります。
次のグラフは、ドル通過の量M2の伸び(青線)とビットコインの価格の伸び(赤線)を比べたものですが、M2の伸びがピークを迎えた2021年3月からビットコインの価格の上昇も鈍化したことがわかっています。
今後ビットコインの価格を考えるときには、M2の伸びなども頭の片隅においておいたほうがいいかもしれません。
2025年には再び最高値を超える
ここまではどうして売り逃したのかを書いてきました。
一方で、まだ保有しているのは、今後数年で最高値を再び超える可能性があると思っているからです。
2021年末まで考えていた2つのうち「(2)ビットコインの新規発行量から価格を推定する方法」はうまく機能しませんでしたが、「(1)ビットコインの価格は4年サイクルで動く」というのは、2021年でも有効でした。
- (1)ビットコインは4年サイクルで最高値をつけている。2017年末の4年後の2021年末が価格のピークになる。
(2)ビットコインの新規発行量から推定すると2021年末に1ビットコインは1000万円から2000万円になると考えていた。
次もこれが当てはまるなら、2021年の4年後の2025年に次の価格のピークが来るはずです。
また、2021年のビットコインの最高値もそこそこ言い当てていた別の価格モデルを調べていると、次のようなレインボーチャートに行き着きました。
この図を見ると、ビットコインは4年周期で「売られすぎ」と「買われすぎ」の範囲を行き来していることがわかります。
また、2023年5月現在は「一番ひどい売られすぎ(Fire Sale)」の状態を脱したので、2022年から始まったビットコインのひどい下落はようやく一段落したのかもしれません.
過度な期待をすると痛い目にあうのであまり大きな声では言いたくないのですが、上のレインボーチャートによると2025年の次の最高値では、1ビットコインが2000万円から3000万円に達している可能性もあるようです。
まとめ
この記事では、ビットコインをなぜ今も保有しているのかを書いていきました。
今も保有を続けているのは2021年末に売り逃したからですが、2025年にも再び最高値を超えてくれると信じて今は保有を続けています。
今年2023年や2024年のビットコインの価格の動きは私には分からないので、この2年間は特に何も予想するつもりはありません。
でも、2024年には価格の上昇のきっかけになりやすいビットコインの半減期が控えており、恐らく2025年までに価格の上昇が始まる可能性はあると思います。
2023年の年始から書いているように2023年と2024年は米国債の価格が上昇することを期待した投資をしていますが、2025年はビットコインが上がることを期待する投資も同時にしています。
どちらもまだ収穫の時期まで長い道のりがありますが、価格が上がる可能性は高いと思うので、どちらにも大きく投資をしています。